ワンオフローターという選択 - Cult Racing diary
お願いしてたフロントディスクが完成しました。
305mm。12ピン。5.5mm厚。
パッド当たり面はビッグBrembo用です。
軽量、高剛性の最適解でお願いした結果の形状です。
なのですが…。
こちら。
プラμさんのサイトで見た某JSBチームの品。
10ピンで、インナーの肉抜きもエグい。
こっちのほうが軽くていんじゃね?
オレのは肉抜きの手を抜いてんじゃね?
しかも、フルフローティングなのにカチャカチャ言わねーじゃんか!
ドス効かせてカチコミました。
の備忘録。
●ピン数
・10ピンでも可能ではあるが、その分ピンの摩耗は大きくなる。
・10ピンの250のレーサーで、インナーのピラーが曲がったことがある。
・ピン数の違いで生じる重量差は恐らくトータル2〜30グラム。なので、強度、耐久性優先の選択をした。
●インナー肉抜き
・ピン数が多い為ピラーの幅が狭くなる。よって肉抜き穴も小さくなり、ピラーとピンとの角度(スポーク形状になる)も最適なものでなくなる。強度に不安が出る。
・また、インナーの厚みはJSBのモノより薄くしてある為、強度優先した。
●フローティング
・ウェーブワッシャーで固定してる。
・ウェーブを外せばカチャカチャする。間引く手もある。
・だが、それはピンの摩耗と、ハンドルが振られた時のパッドの開きに繋がる。
・そもそも、アウターが歪むことが考えられないからカチャカチャフローティングさせる必要がない。
・なのに他社は何故カチャカチャさせるか?アウターディスクが熱で歪むから遊びを作ってるだけ。それによりジャダーが発生しづらくなる。
・アウターの素材、焼入等が最適でないから熱で歪む。
・カチャカチャはメリットを生むためではなく、デメリットを誘発させる。パッドの偏摩耗など。
・万一歪んでジャダーが出たらワッシャーを抜いてみるのもアリ。
という訳で。
BremboやAdvantageのTドライブ方式については、回転方向の遊びだけで横方向(開き)がタイトになるが、
そもそもカチャカチャが生む摩耗等のデメリットは同様。
ローターが歪まないなら不要。との見解。
●σ(゚∀゚ )オレを信じろやゴルァ!
と。
ナルホド。
またも(前回なんの件か忘れたけど)、シーズンで破棄が前提のレースパーツと、
ホビーレーサーが、下手すると一生使い続けるのが前提のパーツで求める要件は、
全く異なる訳でして。
毎年持って来てくれたら無料でメンテしますよ!とも仰って頂きました。一生とは言ってないけど。
100%、信じてはいません。
製作の工数を減らせばコストを抑えられます。
上がりの金額が同じなら工数減らせば利益になります。
もっと追い込む事も可能だったとは思います。ギリギリのラインまで行かずとも。
いくら、レーサー仕様は毎年使い捨てとフルOHが前提だから追い込めるとは言え、そんなに弱っちいモノならレースディスタンスも危ういでしょう。
ですが、使い捨ての覚悟があればやれますよ?と言うことであるのは間違いない。
いや、覚悟無いですw
盆栽家の血が正しい判断を狂わせますね。ふー。
コレじゃぁあれですよ。
JSBで使い倒した、JWLも付いてないレース用マグホイルのお下がりを使っといて「割れてコケたから損害賠償しろやゴルァ!」とインポーターのサンクチュアリにクレームした某AKBですよ。
違うか。
一生モノのディスクローター。
似合うとイイな。
次のタスクは、里帰りで燃調などの予定です。
ホイルは高くて手が出ませんね。
ディスクで重量増なので、150キロ切りは遠退きましたか。
以下与太話。
平日は時間が取れず、カチコミの電話は、学生時代以来の野沢温泉からでした。
スキーの為に4、5時間掛けて。遠方の本格スキー場に。
北海道のリゾートスキーは別ですよ。
リターンスキーヤーとして、一線を越えた気がします。
あとは、聖地岩岳、八方ですね。どうかな。行くか?
行きは中央道で白樺湖界隈のスキー場を経由して。
帰りは長野道から上信越道経由、関越道です。
帰路の途中、実家に預かって頂いてた長女をピックアップして。
下道も長く、高速も長距離なのでドライブアシスト機能が豊富なA子で行きました。
やはり楽ですね。運転に緊張を強いられない分。
弛緩して危険なのかも知れませんが。どうなのだろう。
それより何より燃費が倍なのが助かるのです。
浮いたガソリン代はサービスエリアに居た大道芸人への投げ銭に活用しました。
だって言うんですよ。
「出来れば、折り畳める、紙の方で、お願いします」
と。
ナンダカな。と思いましたが、コレ、デフォの口上なんですね。
まぁ、最前列の貸切席で見せてもらったので。
おしまい。