Cult Racing diary

Cult Racing log book

TFD_ACT1078エンジンOH進捗①

車名あってたっけ?

巨匠から進捗報告が来ました。
有難くて涙が出ます。
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キャリロコンロッドを組み付けたクランクシャフトです。
キャリロコンロッドは一度使用した履歴が有るものです。
ストックのまま使用したのちに分解点検したところ、
小端ブッシュに若干のカジリが発生しているのを発見し、
その対策としてオイル溝を追加加工した小端ブッシュに入れ替えたものです。
クランクは使用するキャリロコンロッドとピスタルピストンに合わせて
バランス取りが施されています。
 

ミッションのカウンターシャフト(スプロケットが付くシャフト)です。
このエンジンの場合ここまでバラすのは初めてですが、特に問題ありません。
サークリップ3個は新品に交換します。
 

ミッションのメインシャフト(クラッチが付くシャフト)です。
クラッチのプッシュロッドが真ん中を貫通します。
こちらも特に問題ありません。
サークリップ、クラッチロッド用のオイルシールとニードルベアリングは
新品に交換します。
 

シフトフォークです。
シフトドラムの溝に入り込むピン部分を加工してローラーピン仕様にしました。
フォークと一体の固定ピンがシフトドラムの溝の中を移動するノーマルの状態だと
ピンと溝の接触する部分は決まっていてその部分が摩耗してしまいます。
この仕様だとピンの接触部が固定ではなくローラーになっていて回転するので
その現象が起こりにくく、尚且つ抵抗が減るのでシフトフィーリングがかなり改善されます。
ただしこのローラー部分も永久に使用可能という訳では無く、
エンジンオーバーホール毎に点検と必要であればローラーの交換が必要となります。
 

クランクケースを合わせて組み立てたところです。
 
それではまたご連絡します。
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ワークス・スペック。