Cult Racing diary

Cult Racing log book

昔、ある方から頂いた年賀状に、

「生きるということは恥ずかしいことなのだ」

そう書いてありました。

いつも失敗ばかりして恥を搔いているボクを慰めて下さったのは勿論有難かったのですが、

新年早々、かなり微妙な気持ちになったことは30年近く経った今でも、正月になると思い出します。

 

今日は正月でもないのに、それを思い出しました。


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クラッチオカシイやんけ!

 

TFDにカチ込み、バイクを下ろして巨匠に託して。

巨匠が押し引きする際、一瞬「カチ」とギアが入ったような引っ掛かりがあり。

あ!それ、積込みのときにも起こりました!

と報告すると。

 

無言でシフトペダルをガチャガチャして転がして。

「エンジン掛けて乗ってみて良いですか?」

はい。どうぞ。

ぶーん。発進。

 

…あれ? 

「あのー。多分5速か6速の間に入ってましたよ?」

…マジスカ。

「5速とかじゃ、クラッチゆっくり繋いでもエンストしますよ?」

…この辺りに、入れる坑ありませんか?

 

つまり。

一本目の終了間際にピットインしてキルスイッチでエンジンを止め。

シフトペダルをガチャガチャしてNを出し、リアを空転させてスタンドを掛け、エア圧測ってウオーマーを巻き。

2本目の前に暖気してウオーマー外してさぁ行くぞ。

逆チェンを掻き上げて。

というその時まで、

5速と6速の間の幻のNに入っていた。と。

 

そうとは知らず、スタートしようと1速に入れたつもりが6速に入れてたと。

 

その後セル回してガチャガチャやろうが精々4速位までしか落ちてなかったのでしょうか。高いギアだと半クラになる前にストールするのですね。

全く思いもしませんでした。

死にたいです。

「いやー。何事もなくて良かったです」

 

巨匠に平謝りしてそそくさと逃げ帰って来ました。


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せめてもの救いは、ボクだけのために朝早くから待たせたわけではなかった事でしょうか。

かいじゅうサンの納車もあり。

 

…寧ろ、更に深い坑に入りたくなったわけですけども。

生きるという事は、斯くも辛い事なのであります。