Cult Racing diary

Cult Racing log book

邂逅

曇天でしたが午後から晴れるというので花見に出掛けました。

高速に乗る前、会社からの急な呼び出しメールで出社せねばならなくなりそうになり、30分ほどセブン-イレブンの前で対応してなんとかやり過ごし。

危ういところで難を逃れて中央道から圏央道エスケープしました。

大幅なロスでしたが、やむなし。

 

すると、高尾山ICで下りてからの峠のラブホ街でパラパラと。そして大垂水峠の手前では本降りの雨。

しばらく耐えてましたが、止む気配もなく。コリャダメだと下りに差し掛かる辺りのパーキングにピットイン。

…しようとするも、入口には「CLOSE」の文字が。

此処、何度か通り過ぎたことがあって気になっていた新しいカフェでしたが、残念。

駐車場の端にでも停めさせてもらおう。と。


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近付くと店内からモリッとしたシルエットの男が中から出てきて。

…あー残念。

休業日だから敷地入るなってか?

ちっ。

 

と思ってたら、咥えタバコのその男が手招きするじゃないですか。

建屋の入口を開け「頭から入れたら濡れないでしょー」と軒先を貸してくれるじゃありませんか。

なんとまぁ。

その上、「革ジャンが駄目になるよー」と、ブロアーで身体やバイクの水滴を吹き飛ばしてくれるじゃありませんか。

なんとまぁ。

その後、ひとしきり店内や敷地内を案内してくれ、コーヒー(とびきり美味いアイスコーヒー)をご馳走になり、トイレまで貸してくださり。

なんとまぁ。


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話すと、ビックリする程共通点がある(けどアウトプットは全く異なる)タイプの方で。

こりゃ、土地の磁場なのか何か超常的な力による導きなのか?

なんせ、気持ち良い方と逢えた。あっという間にファンになっちゃいました。

上司の体調不良と外れた天気予報というアクシデントが偶然重なり、ちょっと運命的な出逢いに。

 

すっかり長居してしまいましたが、漸く雨脚が弱くなったところを見計らい、名残惜しくも店を離れました。

近々、今度は子連れで来ますと約束し。

うん。また来ます。

 

それからは予定してたルートを。


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宮ケ瀬へ向かう道中の桜は何処も満開〜散り始めで。


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宮ケ瀬は道の駅じゃない方がお気に入りです。


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こちらも見頃を迎えていました。平日は空いてて良き。しばらく散策。

からの。


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初ユナイテッドカフェ宮ケ瀬店。コンテナハウスでおしゃれ。宿泊棟もあるのか!

カフェには、若者カップルのライダーやご近所さんも。

良い感じでした。「宮ケ瀬ビレッジ」と名付けただけあり、確かにそんなイキフンも感じられました。新たなコミューンを作り出しているかんじ。

母体は何処だ?経営者はどんな人?グローバルダイニングみたいな大手?

最近はどうしてもそんなところが気になります。

カフェって、家族経営もあれば大規模経営な法人もあり。


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タコライスはまあまあかな。ちゃんと製作マニュアルが、ある感じ。

からの。


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みんな大好きオギノパン。

揚げたて熱々カレーパンが、ふわふわで絶品。

カレーはデザートです。

 

そして、バイクはコミュニケーションツールです。

忘れてました。

根が暗いので、つい独りの世界に籠ってバイクを捉えがちになってしまう。

サーキットでもツーリングでも。知らん人と関わる為にコスト費やすくらいなら、セッティングや乗り方の反芻に時間かけさせてくれよと。話しかけんなよと。

 

いや、マルチタスクが出来ない不器用な質なので、サーキットではきっちりスイッチを切替えないと痛い思いするタイプなのですが、

ツーリングではもっとオープン・マインドに、積極的に、他人と絡んで楽しまなきゃアカンなと、思ったのでありました。

 

そう。

「ナンシーおじさん」とは、こうして産まれた勇気と善意の歪形なのでありましょう。