Cult Racing diary

Cult Racing log book

事後報告。からの思い出語り。

どうでも良いのですが、一応の報告義務を果たします。

デラから留守電が入ってました。


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ソフバンの自動文字起こしなので不正確かもですが、こんな感じで。

これで暫く、半年?ほど、関係は途切れるのでしょうか。どうなるでしょう。

どちらにしても。昨日はデラを鞍替えしようかと思ってましたが、一晩経つともう忘れたというか飽きたというか。

そんな事にエネルギー使うより、そもそもクルマ買うって事に飽きてたり。

他車種に目移りしそうな…。

フェラーリ注文して納車までの2年待てずに飽きてマセラティ買っちゃうシトの気持ち、1/100くらい、分かりますw


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そう言えば、ヴェゼル

もうグリルのデザイン変えちゃうのですね。

 

発表時は「コレは絶対売れねぇ」と断言してましたが。

近所に買った方がいて。実車を見たところ、なかなか、良いんですよコレが。

もっとクセが強いかと思ってましたが、そうでもなく。

 

例えるなら。リビングにあるアップルのスマートスピーカーの様な。スマートスピーカー持ってませんが。

デザイン家電の存在感。

「車の家電化2.0」という面持ち。まだガソリンだけど。

 

「あらら。ボクの広報写真審美眼も衰えたなあ。写真より実車が良いなんて。」

と、反省してたんですよ。

なのに、そうですか。もうMCですか。それとも特装扱いかな。

あの同色グリルがデザインのウリだったのに。やはり売れないのがグリルのせいにされたか。

ホンダが国内で売れないのは、もしかすると製品力ではなくデラの販売力のせいなんじゃないかなぁ。

 

なんか既視感というか、そんな時に思い出したのがこのクルマ。


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モビリオ・スパイクです。

 

2002年頃のホンダ車。

発表前から関係者から「ダッサwコリャ売れねぇwww」と、デザイナーが哀れに思うくらい酷評されてた車。

 

期待されてないから、販促サイドが売り方を好き勝手に工夫しまくって。走りには一切触れず、趣味の道具として改造して使い倒すという、F1のホンダらしからぬ用途提案で、売った。

わりと売れました。期待が低かったからw(アレからもう20年!)

プロダクトデザイナーさんから、意図を上手く汲み取ってくれたと、とても感謝されたのが懐かしいです。

その時貰ったミニカー。

車名ロゴの印刷ミスでロゴデザインの▼が一部欠けてますwww

Spikeのiが釘のように見えるよう、黒と黄色の2色でデザインされてたんですよね。なのに黄色が飛んじゃったw

 

当時。モーターショーなどでコンセプトモデルを制作する宇都宮の方々と、プロサーファーやライダーとで、サーフィン仕様やMTB仕様作ったり。反射型天体望遠鏡積んだクルマとかも作ったり。

様々な人とコラボしました。

ファッション誌ともコラボして、宇野薫やファッションブランドのデザイナー、スタイリスト、カメラマン達と共作したカスタムモデルを作ったり。

 

なかでも面白かったのは、CSの音楽専門チャンネルと組んで、アーティストがクルマをカスタムして実際にドライブして遊びに行く、ワンクールだけの特別番組を作ったこと。

aikoSOPHIAの松岡君、スネオヘアーやスクープオンサムバディも出てくれた。

 

そこでお蔵入りになった企画書いちゃお。

多分、未だ世に出たことの無い「寓話」。

 

「スパイクにHRCのドリーム50R積んで、ミニサーキットへ遊びにいこう!」てな感じの企画で。

そのオーナーは…クレイジーケンバンド横山剣さん…!

 

丁度アルバムがリリースされるタイミングのタイアップ。

勿論、Hondaの現場の皆さんもノリノリ。

アーティストサイドもノリノリで、頼んでもないのに!なんと!曲まで書いてくれた。

 

DISCOGRAPHY | クレイジーケンバンド OFFICIAL WEB SITE

歌詞の中に「モビリオ・スパイク!」という台詞(ラップ?)もあるんだぜ?

 

なのにだ!

 

ホンダのハウスエージェンシーの社長(天下りのド素人)が、「何だこのオッサン。誰だこのオッサン。若者向けのオシャレイメージで売りたいのに、オッサン使うんじゃねぇよ」と一蹴。

 

既にその頃、スパイクが面白い売り方で売れ始めたと。ホンダ社内での注目が集まり始めており。

某社長、俄に首を突っ込みだして。

 

「いや、イケてる若者に人気なんす!オッサンだけどオシャレでカッコイイと人気なんす!」と、幾ら訴えても、

 

「オーナーイメージがオッサンはだめ。それに、オレ、このオッサン知らねえし。」

 

という、お前こそ誰も知らねぇよ判断で却下。

無事、アーティストサイドに涙のジャンピング土下座と相成りまして。

それでもケンさん、「イーネッ!」と言ってくれたとかそうでもないとか…。

 

そんなこんなで、当時のボクはまだ156をバキバキにして乗ってたのでこの車は買えませんでしたが、某社長への怨みもあり、スパイクの事はずっと気になってました。

 

今でも。

たまに見かけるとカッコよく乗ってる方が多くて嬉しくなります。

カーキやマットブルーグレーなんかの軍事色で雑に全塗して黒の鉄チンホイール履いて。

無茶苦茶カッコイイ。

 

そうなんです。

ボクにとってN-VAN、特にサーフブルー色は、スパイクの再来なんですよ。

趣味の移動ガレージ。

 

あー。

当時、殆ど寝ずに働いてた頃を思い出しちゃいました。24時間ずっと覚醒してた。寝てても仕事の事考えてた。

今では有り得ないくらいブラックだったけど、仕事が毎日楽しかった。


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デラ迄は脚のリハビリ兼ねてRENAULTのチャリで。

サーキット用に買った折り畳み。サーキットでの出番がないので日常で大活躍中。

チャリ漕ぐのも20年ぶり位ですが、楽しいですね。

こんなヘボいチャリでも街中はヘルメット被ったほうがいいかな。

 

納車の日には、このチャリでデラまで行って、トランポにして帰ってこようと思います。

勿論その日のBGMはこちら。

 

CRAZY KEN BAND - BRAND NEW HONDA - YouTube

 

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イーネッ!


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