Cult Racing diary

Cult Racing log book

新年

滑り初めしてきました。


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ホテルとスキー場のスタッフにクラスターが発生してオープンが10日以上延びた、車山スキー場です。

 

常宿に問い合わせると、キャンセル続出とのこと。

それはそうですよ。責められません。不要不急です。

 

ですがウチは逆張り

例年ならば帰省して、義父母に年末年始を孫と過ごして貰うのですが、今年は我慢。

我慢の代わりに家族サービスを兼ねて、感染予防に世界一敏感であろう件の常宿に巣籠り(素泊まり)することにしました。

案の定ガラガラで、悲しい程のディスダンシングで、安心してGoto出来ました。

 

食事はコンビニや簡単な調理を部屋で済ませます。酒も大量に買い込んでステイ・ルーム。

車は過積載です。


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晦日の夜ご飯は、山を下った街の寿司屋さんからテイクアウト。

独りでWinding Snow drive with 4SO4WDを堪能しました。

で、今更のインプレッションw

オートマかつ電子サイドブレーキって、

コーナーで軽くサイド引いてリアをブレイクさせて振出すコトが出来ないから詰まらない、もとい、アクセル踏んでオンザレールで走るしかない。

まぁ速いけど。

慣性ドリフトしたかな?と思ったらすぐなんか電子制御が介入しちゃうし。

あ、色々オフにしておけば良かったのか。

 

まぁだとしても雪の峠道のオープンカーはかなり控えめに言って(ry

 

で、マイナス15度の空気を頰に受けながら改めて想うわけです。


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古来より日本人は四季がある風土を慈しみ、楽しみ、咏み、記し、描き、奏でてきた。

なのに、現代の日本人は、それらを更に楽しもうとしなくなったのは、何故だろう?

 

確かに、生活様式の西洋化は、自然との断絶を招いてきた。

思想的にも、自然は共生ではなく克服する対象として捉えたきたのが長らくの西洋思想であったとも言える。

 

だが彼等は、克服の先には、その隔壁を人間の自由な意思を以てコントロールする事を目指し続けている。「アンダーコントロール」に置いてこそ、克服なのだろう。


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事実、欧米系メーカーは、少ない車種構成の中でもオープンカーのラインナップを欠かさないブランドが多い。

短い夏を、とか、ロングバケーションが、などと彼等のライフスタイルを羨む解説は古くからあるが、それそこ四季を積極的に楽しもうとする貪欲さ故の行動に違いない。

 

四季の移ろいが当たり前過ぎて、感受性が鈍化した日本人?

ここ数年は温暖化による影響なのか、異常気象が異常ではなくなりフツーになりつつある。

当たり前の日本の四季が失われて、初めてその尊さに気付くのだろうか?

昨今のアウトドアブームの再来は、不景気によるものばかりではなく、喪われた自然への回帰願望による揺り戻しなのだろうか?

だけどオープンカーのラインナップが増えたりはしないのだろう。

外界との隔絶を一層盤石とするアルベル等の高級ミニバンや、シティSUV(死語?)が増え続けるのだろう。

 

全てに於いてアンダーコントロールを志向するのが欧米の征服型思考とすれば、日本人が古来営んで来たライフスタイルは、共生型思考によるものだった。

天然痘以外一度たりとも克服できたことの無いウイルスとの戦いは、共生、つまりwithコロナの生活様式をいち早くスタンダードにするしかなく、それは日本人の最も得手とするものであった筈。

だったのだが…。

 

とかとか、想うわけです。


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振り返ると、当たり前と信じている日常は、奇跡的な偶然の積み重ねにバランスしている、脆くいものなんだということに、改めて向き合わされた一年でした。

 

精神的にも瀬戸際ですが、あと2年は続くと覚悟して準備しないと。

先ずは今年もどうにか平穏無事に生き抜きたいものです。

 

皆さんにおかれましても静かで健やかな新年となりますよう衷心より祈念しております。