Cult Racing diary

Cult Racing log book

マルちゃん やきそば弁当 ねぎ塩味

最近食べログご無沙汰でした。

すみません。

写真だけ撮り溜めて忘れてしまってます。

なので今日はリアタイで書きます。

その前に、ちょっと雑談を。

 

すっかり寒くなりましたが、懐も寒くなりました。

年越すためにいつもの質屋へ向かいました。

今回の質種は。

 

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RX7-Ⅲフィル・リードレプリカ。

アグスタに乗り始めた頃に購入したので20年選手。

超お気に入りで、アライで内装交換してもらって延命措置迄してきたもの。

なんとなく手元に置いてきましたが流石に置き場に困るようになってきました。


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アルパインの当時最高峰。KTM用に2016年頃?購入したのですが、最近手が大きくなったのか?きつくなりました。

元々タイトフィットでしたが、指が太ったのか伸びたのか足のアーチのように弛んでしまったのか分かりませんが、なんせもう無理。


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そしてスーパーテックRのKTMパワーパーツエディション。

コレはまだ履けますが。リアの樹脂製ストラップベルトも交換済みだし。ですが、この後継が既に2足あり。染めQも買ったのですが。

 

そしてそれぞれの査定結果は…。

  • RX7:0円

なんと値がつかず。

JISが古い規格だから買い取れないと。Upガレージ、真面目か!

ヤフオク見てみろ!2、3万で取引されてるぞ!

ていうのを後で知りました。涙。

その他、

  • グローブ:3000円
  • ブーツ:3500円
  • 付属新品クリアシールド:100円

買取額10%アップキャンペーンのオマケ付きで7000円超えでした。嬉しいです。コレで年越せます。

せっかく来たので2階の用品店を冷やかして帰ろう。


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…なんと!

MaverickやNickyの在庫があるのか??

震えながら訊くと、現品のみでしたが、各モデル展示用にMサイズとXLがありました。

しかも、店頭でのサイズ調整無料。アライ指定プロショップです。

 

と、とりあえずだ、頭のサイズを測るだけ測って帰るべ。

先日ドカのRX7Xを2つも買ったばっかだし。全部でRX7Xが3個もあるし。

ただでさえX-lite持て余し気味だし。絶対買わない。見るだけだ。

 

cult-racing.hatenablog.com

何なら、調整用の内装だけ買ってくか。

と、フィッティングしながら、店員さんと雑談。

店員さん、後に自らを「マニア」と言ってましたが、確かに豊富な情報量で。

こちらから振り出す質問への回答が的を射ている上に、それに纏わる雑学、まめ知識が豊富。ショーエイとアライの設計・マーケティング思想の違いをエビデンスに基づき話してくれたり。

例えばね。

 

ショウエイのX15はJIS規格のみならずFIM規格も通しているが、アライの市販版RX7XはJISとスネル、MFJのみである。理由は、それぞれの安全思想もあるが、アメリカと欧州の安全規格による違いの影響も多分にある。

アメリカのヘルメットに対する安全規格のベースは「鉄兜」であり、ルート66を走り抜ける際、固い岩石に頭をヒットさせても割れない強固さが求められるのに対し、ヨーロッパ規格はクラッシャブルゾーン発想で、外殻と頭との厚みが大きく取られるものとなる為、自ずと帽体のサイズが大きく重たくなってしまう。
前者がSNELL規格のベースとなる思想であり後者はFIM規格のベースとなる。
そこに両社の思想が絡む。

アライは最上位機種から低位機種まですべからく最高峰機種と変わらぬ安全性を提供することを目指すが、ショウエイは機種ごとに割り切った目的設定とそれ相応の安全性を設定している。

つまり、ショーエイのフラッグシップであるX15は、FIMに沿って帽体も大きく厚くしてモノとなっている。とはいえ、MLサイズ共通ではなく、ぎりぎりまでシェイプアップするため、帽体の金型を細かく変え、要件ぎりぎりの拡大としている。


一方アライはFIM規格にはデメリットも多いと考えている。重くなれば当然衝撃も多くなるし、厚みが増せば視界が悪くなる。

よって、FIM対応モデルは別途必要なライダーにのみ提供すべくラインアップはするが、国内一般ライダー向けのRX7はFIMに拘らず、彼らの思想にフィットする規格であるSNELLスペックで提供し続けている。と。

 

ただし、SNELL規格のアップデートに応じて同じRX7Xであってもサイレントチェンジが図られている。

例えば、、

 

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ボクの初期型RX7XはSNELLのM2015対応でした!
そしてこの世代のRX7Xと、最新の7Xは。シェルの厚みが若干違う!

 

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最新のM2020 D対応の7Xは、シェルのファイバークロスの重なりが厚くなっており、重量も厳密には重くなっている。と。

その他にも、表立ってアナウンスされないアップデートがあった。

つまり、発売から既に8年が経とうとしているモデルではあるものの、8年その歩みを止めているわけではないのである、と。

ちなみに、ノーランXliteの伏せた時の前方視界の悪さは、まさに前頭部に設けられた厚みの為でもある、とのこと。
FIMは、衝撃を「かわす」のではなく、「受け止める」のでしょうね。

アライがシステムヘルメットを作らないのは有名ですが、インナーシールドも出さない理由も、「厚み増加」による視野の縮小を嫌っての理由が大きいそうです。

 

また、最近のヘルメット不足についても。

コロナによるバイクバブルは世界的で、各社生産が追い付かないなか、大陸に生産拠点を置く工場はロックダウンなどの影響をもろに受け、日本生産メーカ―への期待と需要が高まったが、そもそも生産能力には限度がある。

特に全モデル射出成型ではなく金型に職人がファイバークロスを張り付ける製法に拘るアライは、「職人の数」という増産不可能な制限があるため、未だに世界中から1年以上のバックオーダーを抱えたままとなっている。

なのに商売っ気が薄い為、クオリティを担保できない大量生産には踏み切らない。

とか。

確かに、ショーエイはアライほど品不足になってない気もします。それにボクのショーエイはJIS規格しか通ってません。

それ以外にもへー。なるほどー。な話が盛りだくさんで。

 

「ヘルメットの寿命」の話も面白かった。

SGマークの保証が販売から3年。製造ではない。

製造については、PL法の国アメリカのアライやショーエイサイトに詳しく書いてある、とか。OGKが行った好条件化での長期保管製品の性能劣化が無かった話とか。高温保管状態での二次発泡とか。汗による塩分のスチロール劣化促進とか。

マジでヲタク。

 

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てことで、貴重なフィルリードレプリカを下取りに。下取りなら旧JISでもOKと。

一律2000円で下取り。マーベリックに化けました。

セールで10%引き、現品割引で2%、合計6万円位まで下がりました。しかもMサイズの内装を一部交換し、絶壁頭対策のカスタマイズも無料です。ポイントも貯まるしね。

というわけで、全く買う気が無かったのにも関わらず、対面販売ならではの、とても良い買い物体験が出来て大満足なのでした。

稼ぎに行ったのに身ぐるみ剥がされて帰ってきた感は否めませんが。


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折角なので、フィルリードレプリカの、その優れたデザインを写真に残しておきます。


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シンプルでソリッドなデザインは飽きが来ません。誰が考えたのでしょうね。

いつかまたオリジナルデザインでペイントすることがあれば、このモチーフにアレンジを加えたデザインにしたいな。

黒×白ではなく、黒×赤で再現したらどうでしょう。

少し朱色のメタリックレッドとか。アルミヘアライン風にキャンディレッドとか。

 

尚、上に書いたヘルメットメーカーのあれこれについての正確性は保証しませんし、ボクの聞き間違いが多数含まれると思います。よってフェイクと捉えて頂くのが良いでしょう。まあ、このブログそのものがフェイクなので今更ですが。


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天気が下り坂だってんでその前にと、久しぶりにビー子で出動しました。エンジンに火を入れるのは10月以来なのに一発始動。バッテリターミナル外す必要ありません。小さな優等生。BIGには売らないよ!


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そしてようやく本題。

筑波セコマで購入。再食かと思ってましたが、ログには残ってませんでした。


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細かいフリーズドライの細かいネギが湯切りで流失しそうですが大丈夫?もしかして後乗せだった?


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ちょっと流出。でも麺がフィルタとなって大丈夫でした。
なんとなく、タン塩味、って感じですね。美味しいです。

でも匂いがすごかったようで。家人にはゴボウ臭いと怒られました。なぜゴボウ。

 

ともあれ、安定のやき弁。ノンアルビールとの相性抜群でした。

この先3年はランチ1食300円以下でヘルメット代を回収せねばなりませんからね。

頑張りましょう。