Cult Racing diary

Cult Racing log book

「モトジェネ2023」走行感想文

忘れないうちに。

先日のエントリーでこんな項目出しをしたまま放置してました。

・4年ぶりのFSW。4年ぶりのアグスタ

・ヘルメットテスト

アグスタオーナー達。

・プロ。

死線を越えて

・メカトラブル。

アグスタと私。 

 

cult-racing.hatenablog.com

 

二つは書きましたね。

残り5つ。既に記憶が薄まってきたので、まるっとまとめて。

アグスタオーナー達

久しぶりに参加し、そしていつも通りショップ単位の団体ではなく個人で参加し、

「居心地は悪くないな、むしろ良いな」と感じました。

なんか、こういうメーカー縛りのイベントって多分、ショップや仲間単位で群れてないと、ポツンとボッチになってしまい、居心地よくないんじゃないかって思うんですよ。思い込みかも知れませんが。

ですが、今回のMVオーナーは割とボッチが多いような気がして、其々が「初めまして」で会話したりして、一期一会な感じが、なかなか良かったのです。それぞれがマイバイクに思い入れや誇りみたいなもんがあるからかもしれませんが、相手の盆栽具合やタイヤの端を見下すようなことも無く。

「良い趣味をお持ちで」

「お手柔らかに」

てな感じで。

以前はもっと群れてた気もするのですが、デラが大幅削減されたからってだけかもしれませんね。

今後もこの良き距離感、というか、静かな熱量で続けばよいなと思いました。

 

・プロ

アグスタオーナーも参加しているのですが、そんななか、近くに店を開いてたヤマハ乗りの方と話していたのですが、その方が、これまた当方詳しくないのですが、「SSサーキット」というyoutuberと割と親しいって方でして。

あ、知ってます、ちょっパヤの白い彗星がどうとか走行動画を上げてる人ですよね。「ところで、彼らは速いんですか?」などと聞いてしまったんですよ。これがまずかった。

「モテギ○秒です」いや、モテギはよく分かんないのですが、筑波はどれくらいですか?

「5秒くらいです」

・・・え?・・・5秒ですか?

カエルさんと思わず顔を見合わせてしまい。

は、速くないですね・・・というか寧ろ、ベテランとしては遅くないですか?(;^_^A

「いやいや!僕らは皆さんと違ってプロじゃないので!十分速いです!」

 

ぷ、プロ!

誰のことを指してるのか、きょとんとしてしまいました。お、俺?いやいやいやいや、プロじゃないですよド素人ですよ。

そこで考え込んでしまったわけです。

皮肉の利いた嫌味だった可能性も無いわけではない。人を遅いというからにはお前は55秒くらいで走るんだろうな?それくらいならプロ目線で上からでも認めてやるわ。
とか?


そうでなければ、ボクの何をもって「プロ」と定義したのか?

ウオーマー巻いたから?ツナギに非メーカーのワッペン沢山張ってるから?メット3つも使ってるから?

思い当たる節は有りますがどれも薄い。ですが、それら複合要因で「プロ」と見立てたのでしょう。「プロ」の定義はさておき。

 

そこでまた思い出したわけですよ。

昨年か一昨年のアグスタ走行会は全枠転倒者続出で赤旗中断という、まさに阿鼻叫喚だったと聞きました。

その理由が、先導がプロではなく、どこかのショップが連れてきた「ベテランの客」だったようで、彼らが真っ先にコケまくったからだと。

その彼らの見た目が、一見プロだったようで。派手なツナギにワッペンついてて、先導のビブスも着て。

ですが、FSWライセンスすら持っていないド素人だったと。

なんでそんなのに先導させるねん。先導する意味の自覚と責任感はあるんか。

 

それで今年は超豪華インストラクター陣による先導チームが組成されたのでしょうね。八代さんを筆頭に全員国際ライダー、公認インストラクターでした。超豪華。

貴族の走行会に相応しかったです。


そんなわけで、何故ボクが恐れ多くもプロ呼ばわりされたのか分かりませんが、誤解の要素は極力排すべきだなと思いました。周囲含めて要らぬリスクを排除するため、素人は素人らしい立ち居振る舞いであるべきだなと。

これは、新しいツナギへのメーカーやショップのワッペン貼付はやめた理由の一つでもあります。ロゴやワッペン沢山張ってるとプロっぽいですよね。ゆえにまっさらで。初心忘れるべからず。

 

死線を越えて


MOTO GENERATIONS in FUJI SPEEDWAY 2023 (※クラッシュアリ〼) - YouTube

別クラス1本目で起きた多重クラッシュの間接的な引き金となった単独クラッシュの車載動画を見つけました。

ブログもお持ちで。


MV AGUSTA F4 1000R312「MOTO GENERATIONS in FUJI SPEEDWAY 2023」 | ウェビックコミュニティ

この方の転倒理由は分かりません。直前にも同様な原因不明の転倒があったとのこと。フロントからの突然死。

間違いなく、フロント周りのセッティングのせいでしょう。タイヤのせいではなく。ですが知り合いでもないので、あーだこーだ押し掛けるのは躊躇します。

 

で、問題はこのあと。赤旗が出た後のストレートエンドでのクラッシュ。

教科書に出てくるような追突。赤旗でスピードダウンした先行車に後ろから。

またもドクヘリが飛びました。

 

八代さんとも話しましたが、あれだけ走行前ブリーフィングで注意しても、ダメだったねと。

今後は、前方から目を離すな、という注意ではなく、もっと具体的にリスク回避の方法をレクせねばダメだろうと思いました。それは、

「前走車と同じ走行ラインは走るな」

です。

ストレートのスリップ禁止は常識ですが(でもブリーフィングでは言ってなかったな)、前車のラインから車体3台ぶんくらい、左右どちらかにずらすべきです。

前がラインを振ったら自分も振る。絶対後ろを走らない。

それでもFSWのストレートなら道幅20mはありますから、5ワイド位でも十分走れるはずです。

前走車の軸線は死線。今後はこれを徹底して意識づけしてもらいたいです。

・メカトラブル

cult-racing.hatenablog.com

こちらの〇と×に書いた件。

3本目最終周にエンジンから異音。

ブローか?オイル吹いたか?車両を見渡すも変化なし。焼き付きでもなさそう。

アウトラップを大人しく走りつつ、耳を澄ませば。

アクセルを戻した際にバラバラというノイズが混じる気がします。

ピットに戻り、レーシング。低回転では分からないが、ある程度上まで回すと、回転落ちる際に「バラバラ?ジャラジャラ?ガラガラ?」と。

 

カムチェーンかテンショナーに問題発生と思われます。

JARIといい、FSWといい。高回転高負荷走行が続きましたからね。仕方ありません。

ですが、

毎周回ストレートでブロー覚悟のFSWですから、これくらいはトラブルのうちに入りません。

カムチェーンの音だとしたら、ですが…。

T.T.motoに相談しました。勝手にMV主治医認定。

問診の症状から察するに、恐らくカムチェーンだろうと。だが、使ったオイル粘度が原因の可能性があると。あちゃー。入れたのはTaskの40前後。ですが、純正指定は60でした。そのせいかもしれないよと。

オイルを適正粘度に入れ替えたら直る(音がしなくなる)可能性もあると。

試す価値はあります。ですが、先ずは症状を現認してもらうため入庫することになりました。お忙しいのでもう少し先になります。

低粘度で症状が出ちゃったってことは、粘度上げて誤魔化せても根本治癒には至らないと思うんですけどね。。

費用対効果や、そもそも今後いつまで維持するのかって課題に向き合うことになりますね。

アグスタと私

ボクのバイクライフの基点。メートル原器。いつ見ても聴いても乗っても最の高。

痘痕も靨かもしれませんが、その域に至ってしまったのは事実。仕方ありません。

加えて、旧アグスタ乗りの「あたり率の高さ」には、今一度注目すべき時期なのかも。

youtuberとか居ないし。

むろん、MV乗りは全員ナカマとも思いませんし、実社会並みに粒違いなのは当然なのですが、先にも書いた得も言われぬ居心地の良さのようなものを感じずには居られないのです。

アグスタに乗っている(いた)ライダー周波数との、過去所有含め他のどの車種とも異なる「シンクロ率」の高さ。

ま、一方的な片思いかもしれませんけどね。

そして今回の異音が軽傷で済まなかったとしたら。これまでにない葛藤を抱えることになるのでしょう。

 

おわり。