Cult Racing diary

Cult Racing log book

アグスタ走行会@FSW

オフ会への参加と割り切って申し込みました。

2万。20分3本。

 

通常のスポーツ走行で1本5000円ですから、豪華じゃんけん大会の賞品とケータリングランチが付いてる事を考えれば、

まあ、リーズナブルと言えるか。

という判断。

フツーの走行会にはもう行くことはありませんが、コレにはオーナーズミーティングの趣きもあります。

 

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然し乍ら。

F4のウオポンは部品間に合わず。

 

まともな周回も出来ないのに代替機であるS1000の新品スリックを下ろすのもなんだし…。

 

で、13ヶ月振りの空冷機登場。

来季に向けて?

 

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連休前の激務wからか、前夜はどうも頭が冴えて寝られませんでした。

それなら、寝ずに出ちゃおうって事で。0430限着。

車内で仮眠を取ります。

んなことレースでだってした事ないのに。

外はしっかり雨です。

0600ゲートオープン。のはずが、職員遅刻で五分遅れ…(´・ω・`)

 

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アンダーザBSブリッジ。濃霧。

視界100〜200m。

 

これじゃ走れません。

様子見ながら整備です。

 

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以前アグスタやS1000で使ってたキャリパーと同型なので、極薄になってたパッドは中古在庫がありました。

リサイクル。

オイルは汚れてませんが、一年以上経ってますからね。交換。

エンジン掛けてみました。

バッテリーは問題なく、始動しました。

 

でも、走りませんよ。タイヤもスパコルだし。


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なのに皆さんは走るんですね…。

ドライタイヤでも。

OEMタイヤでも。

うーむ…。


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あの方が自他共に認める雨男。


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ヤル気のレインタイヤ。


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写真。これでも、まだマシなタイミングの撮影です。

霧が濃い時はこの半分くらいの視界でした。

前に転倒車両が居たら、気付いた時には手遅れでしょう。


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そしてコカコーラ立ち上がりで単独転倒。

 

もう毎回赤旗でした。

救急車は二回。

うち一回は病院搬送後ドクヘリとの事。

 

この視界ではサーキットには降りられません。

motoGPならそれが理由でレースキャンセルだと思います。


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昼食後の抽選会。

お楽しみのじゃんけん大会は無し。
代わりのクジ引き。
全く盛り上がらず。
最後まで霧雨そぼ降る雲の中でした。

 

不幸中の幸いと申しますか、身内には転倒無しでした。

ボク同様、走行見送りの友人も。


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ところが、というか予想どおり。

246まで下りたら視界良好完全ドライ。

さすがFSW。やってくれる。

帰りは何とか渋滞に捕まらず、眠気と戦いながら無事帰投しました。

 

チーフに「高い弁当だったねぇ」と言われたのは想定内です。

 

 

ところで今日の走行会。

 

何故走らせた?

 

サーキット側が走らせたのか、アグスタジャパンが走らせたのか。

合間のスポーツ走行枠は、大半が視界不良で払い戻しになっていました。

 

サーキット判断での走行会キャンセルだと貸切料金が払い戻しになるから強行させた?

それとも単純に、主催者であるアグスタジャパン判断に委ねた?

だとすると、ジャパンは何考えてんだろう。

 

先導のマーシャルが何台か試走しての判断だったようだが、アレは誰?

行けると判断した根拠は?

 

ボク自身は、走るという判断は全く無かった。仮にレインタイヤであっても。

 

今回走行会の参加者は、1/4〜1/3がFSW初走行だったようです。

しかも大半は普通のロードタイヤ。

 

主催者が走行開始を宣言したら、参加者が走るのは当然。

サーキットキャリアの少ない素人に、自分の腕と機材とコンディションを総合判断させても、そこから導き出される結論として「走行見送り」という決断が出来るわけがない。

 

年に一度、遠方からも訪れる、楽しみにしてたFSW走行会。

 

先導のマーシャルも走る。

みんなも走る。

俺も走る!

 

その結果、毎回赤旗

それを参加者の自己責任と突き放して良いのでしょうか。

 

初めて走るどデカイサーキット。

舗装も公道のそれと異なる。

スピード感もバンク角も普段の感覚とは異次元。

そして高級ハイパワーバイクのOEMタイヤは、グルーピングが少ないハイグリップ銘柄。

いとも簡単に限界を超えてしまう。

 

結果は火を見るよりも明らか。

 

ブリーフィングで、社長が自身の昔語りでトヨタ以降のFSWの素晴らしさを説いてましたが、

もっと伝えるべき大事な事があるのではないかとも感じました。

「皆さん安全に」

という声掛けだけでは、意味を成しません。

自分の技量が測れない初参加の一般ライダーは、その安全範囲が分からないのは自明でしょう。

それをコントロールするのは主催者とサーキットの責任範疇だと思うのですが、どうでしょうか。

 

いや、判断が難しいところなのはわかります。

中止にしたらしたで、

 

俺はレイン履いてきたんだ!

どうして走らせない!

ヘタクソな奴等と一緒にするな!

金返せ!

 

そんな参加者もいるかも知れません。

 

ですが、霧の中250km/h以上で走行中、200m先の路面の異物が視界に入ってから回避するまでの猶予は約2秒。しかもウエット路面。

貴方にそれが出来ますか?

そう問えば、理解してくれる筈。

皆さん大人だし。

 

もしそれでも、どうしても、というなら、

「スポーツ走行へお逝きなさい。ココは貴方の来る場所ではありません」

 

くらい言っても良いと思うのです。

 

今日の走行で怪我を負ったライダーは、

回復したらまたバイクに乗るのだろうか。無事であることを願います。

 

中高年が大半、懐に余裕もある。だけど熟練とは言えない。

そんなライダーが大半のアグスタオーナー。

もっと大事にした方が良いのではないかと思いました。