イタリア人。やっぱ嫌いになれない。
他国と比較対象できるほど多数の国際経験はありませんが。
昨年12月にイタリアのWebサイトで買ったパーツが、コロナだのウクライナだの半導体だのの影響で全く入荷せず、
一年近く発送が滞っており。
その間、数か月間隔でマダー?ってメールしてたのですが。
その都度クイックレスポンスでいろんな理由つけて出荷できていない返事があったので、まあ、待っていたんです。
割と誠実な内容だったので信用して。
ですが、そろそろ一年が経とうとする状況で、このままバックレられたら支払いデータも追えなくなるのではないか?との不安が募り。
追い込みかけることにしたんです。
担当の女性と何度かやり取りしたのち、BREMBOが蕎麦屋の出前状態なんだけど申し訳ないとの丁寧なお詫びと「ウチのTシャツ送るからサイズ教えて」とかメールが来て。
折角だから家族全員のサイズ送ったら、「OK、同梱するから楽しみにしててね」なんてナイスな返事もあったり。
ですが、その後また連絡が途絶えて。
ちょっとこのまま年越すと、あちらの期跨ぎになって、不味いんじゃないの?てことで、「そろそろオイラ、法的措置も考えるけんね」とメールしたら。
上席に当たるマネージャーから丁重なお詫びと3通りのオプション提案があって。
①注文リストが全数入荷するまで待つ
②入荷済みのモノだけ先に送る(後送分送料無料)
③入荷済みのモノのみ購入して残りはキャンセル返金
という提案。
②でもいいカナ?とも考えましたが、心を鬼にして、
④一旦全数キャンセル
というお願いをしました。
ある程度の損切覚悟で、少しでも回収できればと。
するとこれまた丁寧な承諾メールと、入荷したら必ず連絡するから、あなたの分確保しておくから、また御贔屓に、と。
…はあ。
ま、どうせ年明けにでもこっちから督促せにゃならんのだろう。あーめんどくさ。
それから数日。
本日銀行からTELあり。
海外から送金アリ。心当たりあるか?と。
マジか!
イタリアン、信用できるぞ!
昨年支払ったのが$5,118.76。
当時のレートは113円。それが今や146円です。
損切どころか利ザヤでめちゃ儲かった!
一年間50数万円貯金していたら、30%も利子がついた。みたいな話です。
ちゃんと通帳に印字されるまで不安は残りますが、
ともあれ、イタリア人は誠実というか、ちゃんとしてますね。
日本人の神経症潔癖症的気質が異常なのであって、勝手に不安になる我々が異常なのであって。
一年待つなんて、しょうがないじゃん。誰が悪いわけでもないんだし。待とうよ。
というのが、当たり前の感覚なんだなあ。と。
まあ、ボクには今後も無理な感覚ですけどね。
50万なんて大金を預けてしまったこの一年、「売る売る詐欺」に騙されたかと、不安で寝られませんでしたからね。
【追記】
無事着金。
但しイタリア側の銀行で$45、国内で2500円を手数料で取られた。
合わせて約1万。
已む無し。
海外通販から初めての直接返金。上出来でした。
…もしかしてこういうの、Amazonギフトコードとか電子マネーで発行すれば海外送金やり放題?
なわけ無いか…。