前日車検を済ませていたので、わりとのんびり朝を迎えた。
快晴だ。俺は晴れ男だ。
KTMオフィシャルテントが並ぶ。僕らの為じゃないけど、メジャー感が出て気分が良い。
予選は0840から。二組目だ。
因みに僕らのTN2クラスは、エントリー3台。按分で2台が決勝進出となった。
ところが、優勝候補のチームが現れていないようだ。
詰まり、タイムが出なくても決勝の2.5時間に自動昇格。
なんだけど、朝一の冷えた路面でNewタイヤで限られた時間でってのは、それなりに緊張。
まあ、MCFAJとかの「予選8分間」に比べたら、余裕でプランを組み立てられるのだけど。
予選通過基準となるタイムは、12秒程度と読んでいた。
前日10秒に入ったので、11秒が出ればピットインし、スタートライダーの先輩の練習に託す心算で走りだす。
前日10秒に入ったので、11秒が出ればピットインし、スタートライダーの先輩の練習に託す心算で走りだす。
慎重に、5周位をタイヤを揉むのに費やした。
最後にクリアっぽい走りが出来た。10秒台に入ったのでピットイン。
無事通過。
無事通過。
決勝は1330スタート。
先輩45分、油類商45分、ボク60分の受け持ち。
必勝なので、二人が走っている時点のタイム差によっては、ボクの周回を増やす作戦。
必勝なので、二人が走っている時点のタイム差によっては、ボクの周回を増やす作戦。
Before:スタート前ノリノリの先輩「ヤー!」
After:所在なさげで小さくなる先輩・・・。スローガンとは裏腹に。
先輩スタート後10分程で、場内アナウンス。
「ゼッケン85番、シケインで転倒!ライダーは起きられません!」
・・・先輩!!
どこか、余裕が漂っていた我々だったが、レースは上手くいかないもんだね。
その後はもうバタバタ。
緊急時の対応へのチーム体制なんて何のコンセンサスもないから、てんでバラバラに動く。
助けてくれた同じピットの他チームライダー達に感謝。
ライダーは医務室へ救急車で運ばれたが、マシンは暫くして回収されてきた。
なんとか走れそうだ。
ボクは3rdライダーだったが、スタート直後、念のため走行準備を始めていた。
よって、そのまま受け持つことになり、ゲートへ走る。
クラッチレバーがぐにゃりと曲がっているが取りあえず走れそうだ。
コースインして暫く様子見をするが、行けそう。ペースアップ。
ところで、俺はいつまで走るんだろう?
先輩の走行残分を走り、油類商に交代し、最後また走る気でそう伝えたつもりだったが、
サインボードを見ると数字が増えるばかり。
あれ?タイム差と、残り時間を出してくれるはずでは??
10,20,30と増えて行き、ああ、これは60分走りきれってことかと理解した。
60分過ぎてピットイン。ライダー交代と給油だ。
残りは60分だった。てことは、トラブルで失ったのは35分程度ってことか。
もっと長く感じたものだが。
もっと長く感じたものだが。
交代後も、ツナギは脱がずにスタンバイしておく。
20分ほど経っただろうか。油類商がピットインしてきた。
まじか。準備する。
マシントラブルとのこと。見ると、左ステップが無い。
転倒の衝撃で、脱落したようだ。
ステップポジションアップのために、ワンオフのプレートとマウントを介してフットペグを付けていたが、
マウントごと脱落している。
ワンオフパーツに、スペアはない。
そもそものネジ穴、長さが足りないよ。これまでノントラブルだったのがラッキーか。
終了まで残り20分。
手元にあったボルトを突っ込んで「仮のステップだ。先も丸い」と主張したが、
いつも非情な、ゴリ車検長は「・・・無理w。認められない。」
まあ、そらそうだよね。
ここで僕らのFOF初参戦は、リタイア届の提出で幕引きとなった。
淡々と走れば、クラス優勝は固いだろう。そうタカを括っていた。
そんな甘くないね。
淡々と走れば、クラス優勝は固いだろう。そうタカを括っていた。
そんな甘くないね。
事前準備も練習も蔑ろで、ふらっと参戦する気楽なお祭り、という僕らにとって、
思い切り手痛いしっぺ返しとなる結果。
なかなか、口惜しい。
だけど、最初で最後かな?このレース。
リアライズの皆さん、有難う。
監督、OTBさんも、いつも手伝いに来てくれて助かります。
次は、、、来年、どうするのかな?
後日談。
先輩の怪我は。
左肩甲骨骨折。右指親指骨折、靱帯損傷。
手術が必要となった。
転倒の原因は、昨日のKZMさんとほぼ同様。
アジアの切り返しで車体を起こしたところ、左アウトから差してきたバイクに、抜かれざまフロントをはじき出されて一瞬で転倒とのこと。
アジアの切り返しで車体を起こしたところ、左アウトから差してきたバイクに、抜かれざまフロントをはじき出されて一瞬で転倒とのこと。
タラレバは云わないけど・・・。
遊びで辛い思いして怪我したら、負けだ。
早く良くなって、またFSWで遊びましょう。先輩。