ここまでを一度振り返りましょう。
・ケータハムK160
・Volvo C70
と見てきました。
実は、5年前監督降臨に際し、一度4SO(オープン四座)は検討したことがあります。
その時試乗したのは、
・Cクラス
・500C
・ミニ
だったと思います。
監督の玉座は、当時調べた中では最も安全性が高いと判断して購入した、サイベックスというドイツブランドの回転座面付きで後ろ向き乗車可能なISO Fix付最高級チャイルドシート。
この使用を前提にしていましたが、
これに座らせて後ろ向きにすると、かなりの前後スペースが必要でした。
ニュービートルや500Cはチャイルドシートを回転させる事すら出来なかった。
また、屋根を閉じた状態では上体を屈めて潜り込むようにせねばならないのは、腰を痛めること請け合いでした。
よって、4SOは諦めざるを得なかったわけです。
今回のリベンジに際し、当時試乗した4車種中、後部座席で大人が我慢できるのはCクラスだけでしたので、それ以外のクルマは当初から候補に上りませんでした。
ちな、デザインではNo1候補だった500Cは、
「屋根開けてもBとかCのピラーが残るなんて、オープンじゃ無くね?サンルーフと変わらなくね?」
という世界中のタルガ乗りやキャンバス乗りを敵に回すチーフの一言で、却下されてました。
そんな経緯が有った訳ですが、
監督も5歳になった今や、もしかすると、座面だけのジュニアシートなら、後部座席が極小でも、逆に今の監督サイズであれば、2+2でも、イケるんじゃね?
そう考えました。
「いつかはポルシェ」
そんな考えがあったわけではありません。
ですが、2+2カブリオレといえば真っ先に浮かぶのが911です。(よね?)
実は、先日遊びに行った筑波のフェスで見たポルシェのパレードランがなかなか好印象でして。
マニア的な欲を言えば930以前の911なのでしょうが、気軽に乗るにはこだわらなくても良いなと。
監督も甚くお気に召したようで。
クルマの丸目ライトって、やはり良いですよね。
早速サーセンサーで出モノを見つけ、家族帯同で見に行きました。
白ボディにベージュの内装が素敵です。スーツにもカジュアルにも似合いそう。
2009年PDKモデル。
新車当時価格1700万を超える車両ですが、10年落ちなら庶民でも手が届きます。中古車ってホント夢があります。
早速店内で乗車してみます。
Oh...
減速するたびに、頭ぶつけます。
リクライニングもしませんから、寝たら頭ヒット。
助手席は結構前に出ています。それでもこれ。
このチャイルドシートは、ビート用に買った、ISO-Fixが付いてないレカロの軽量なものです。
背もたれと座面を分割して座面のみ残し、ジュニアシートとして使用することが出来ます。
ですが、911の後部座席の背もたれは、垂直を越えてオーバーハングしてます。
そのまま座ると、前屈みになってしまうため胸が圧迫されます。
よって、分割せず使わざるを得ません。
ここでチーフ。
「お前、監督をこんな目に遭わしてまで、乗りたいのか?それで良いのか?」
「どうしても乗りたいなら好きにしろ。但し、私は乗らない。」
「普段ユニクロばかり着てるくせに鞄だけは見栄張ってケリーバック持つみたいで分不相応さが恥ずかしい。」
「つか、スキーとかどうなったんだよ?」
Oh...
核心を突かれました。
いや、憧れのフェラーリに乗る為4畳半のアパートでカップ麺啜りながら金貯めた偉人も居るんだよ?
一点豪華主義。夢を手に入れる為には他の全てを犠牲にする潔よさは尊いじゃないか。それで人生変わった人だって…
ほら、荷物だってフロントトランクは結構深いし、スキー板は宿に送るとか…
「お前ポルシェにそれほど憧れてたか?バイクも全部売るのか?」
惨敗です。
家族での4SOじゃなければ意味がありません。
三人で出掛けることが少なくなるであろう、10年、15年先の楽しみに取って置くことにします。
念のため監督にも評価を聞くと…。
サムアップ。
何処が好きか聞くと、エンブレムがカッコイイとのこと。
「ユニコーン!」
なので、ボンネットフードとステアリングセンターの「シール」が貰えれば満足だとのことでした。
そういえば、筑波でも「シール」剥がそうとしてた。
慌てて止めさせましたが。
ちな、同様の理由から、同じユニコーンのマークのフェラーリも欲しい、とのこと。
それ馬だけどね。
続く。