Cult Racing diary

Cult Racing log book

シン・A子インプレッション

なかなかPCに向かう時間が取れず、スマホでシコシコ擦ってたのですが筆が進まず。筆じゃないか。指か。どっちでもいいか。

納車より一か月。街乗り、首都高、高速ロングとワインディング。

約2000キロを経たあたりでのファーストインプレッションを残しておきます。

 

分類は、以下で。

 

■エクステリアデザイン

■インテリアデザイン

■操作系(UI)

■ドライバビリティ

■ユーティリティ

■バリューフォーマネー

 

これくらいでしょうか?

思いついたら追記で増やすかもしれません。

 

AUDI A5 cabriolet 2.0 TFSI クアトロ 2013モデルです。

ポジとネガに分けての整理にトライします。

 

■エクステリア

①幌。


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リトラクタブルハードトップじゃない。布の幌。

の、色と車体色の組み合わせが演出する、オーナーの性格を映し出すような品の良さ。

直線的で低いウエストラインに全て収まる。電動で開閉も早く、50km/h以下なら走行中の開閉も可能。

後方視界も気になりません。リアウインドウのサイズが割と大きいのです。

 

そうそう、ソフトトップで気になるところである遮音と断熱性能も素晴らしいです。

比較対象がビニール一枚幌のビートってのがどうよ?って話もありますが。

 

さらには、Aピラーからのウインドスクリーンとウエストラインを縁取るシルバーのアクセント。とても上品で伸びやかな印象です。

 

②まろやかな面で構成されたフォルム。

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4座クーペのフォルムは概ね間延びしがちです。

だから、キャラクターラインで引き締めたりしがち。

このA5もその傾向が否めませんが、斜め後方からの見た目は大人っぽくて、最近のMBのCやEのcabrioletよりも、上品と感じます。

 

③車体色。


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検討で残ったのは右のミッドナイト(ムーンライトって表記も?)ブルーと左のティークブラウン。白はナンカ違った。よく見るし。

チーフの意向で左になりましたが、大正解。

金持ち父さんのイキフンが横溢します。

 

あくまでもイキフンですが。

 

×

①まろやかだけど頭でっかちなフォルム


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魚でいうと、バラクーダやナマズのイメージ。

MBのCLSやE,Cのクーペにも若干感じますが、あちらは「でっかち感」をうまく処理してシャープにしてますよね。

その分、オラオラ感が出てしまってますけど。

キャラクターラインやフロントグリル、ボンネットフードのデザインが上手いのかな。

まあ、少々オラオラ子供っぽいけど。これは好みの問題ですけど。

 

タテ型4気筒エンジンの癖にロングノーズなのは、S-LineのV6,V8と共通のプラットフォームだからか?

おかげで前方の車両感覚が掴みにくいです。

近接を音とディスプレイで知らせるパークセンサーがありますが、偶に機能しないんですよ。

一度、歩道の支柱に樹脂バンパーを「ぐっ」っと押し付けてしまいました。

アラームは反応せず。次同じ場所で試したら反応。

なんなんでしょ。

 

②ドアの長さ

クーペなので仕方ないとはいえ。

狭いパーキングスペースだと満足な幅でドアが開きません。

重さもあるし、横壁にゴチゴチぶつけがち。

 

■インテリア

①色使いと質感

シートや天井はベージュです。これが明るくて、とても良いです。

セダンに比すると狭い車内ですが、明るい色目のお陰で閉塞感がありません。

 

幌の内張も、ワッフル地のようなソフトな起毛素材のようなもので、馬車時代の「セダン」を彷彿させるものです。

ウォルナットのワンポイントも革の質感も、高級車に乗っている感があってくすぐられます。

 

②インパネなど

新しいVolvoのソリッドさに比べるとノイジーで幼いデザインではありますが、下には下がいると思えばw、満足できるレベルです。

フルLEDではない、アナログメーターによるスピードとタコは、旧文脈の人間にとっては、やはり好感です。

あと、細いピラー上部に纏められた室内灯のLEDやバニティミラー、それに内蔵されたLEDも使い勝手が良いです。
さらに驚いたのが、後部座席の天井にも、2つの室内灯が用意されていること。

 


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ちゃんと読書灯として機能します。ソフトトップなのに!

今時のカブリオレはすごいですね。

 

×

①シートの出来映え

ぱっと見、バケットタイプでホールドもよく、もちろん左右席ともフル電動ポジション調整。皮の質感も非の付け所がありません。

ですが、ロングドライブにおける体への負担は、MBには及びませんでした。
Vクラスのシートにさえ及ばず。

一気に500キロを走ると、腰に来ました。何度もポジションを合わせてベストな位置を探すのですが、しばらくするとコレジャナイ感が。なぜでしょう。ハリとコシが足りない。

ボクがMB体型になってしまってるのか?
こういうところにMBとの価格差、品質差が現れているのでしょうか。

 

■操作系

①ハンドルまわり

もう少し、普通のマルなほうが好き鴨。ちょっとゴテゴテとした凹凸?指に合わせたグリップ?を付けすぎですが、握りやすい太さで小径で、持ちやすいです。

ポジション設定も可動域が広いです。

パドルシフトの位置もタッチもGood.

 

②インパネスイッチ周り

今時にしては、ちゃんとスイッチに機能を示す文字が書いてあり、比較的分かりやすいかと。

ジョイスティックやダイヤルだけドーンと置かれても、直感的に理解できませんよね。

あとは、幌の開閉スイッチと別に、窓の4枚一斉開閉ボタンがあるのは実に便利!

これもイマドキ普通ですか?


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③MMI

車両の様々なファンクションとナビなどのインフォメーション系を操作するマルチメディアインターフェイス?のUIは、なかなか分かりやすかった。

ダイヤル+ジョイスティック(IBMトラックポイントみたいな感じ)+周囲に配されたボタン。

もう少し慣れれば、ボクにもブラインドタッチで使えるようになるだろうか?

 

×


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①レバー類

因みに、MBのレバーは左に一本のみ。
ウインカーとパッシング、ハイビーム、ワイパー操作系が纏められています。

一方でA5のレバーは3本。ヘッドライトの操作系はMBと同様、ダッシュボード右のダイヤル式ですのでそれ以外の機能が割り当てられてます。

 


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左の2本のうち一本はACCなので、Vには付いてない機能。とはいえ。今まで一本だったレバーが、一気に3本です。


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林のように感じます。しかもそれぞれに、DIS(ドライバー インフォメーション システム)の多機能なインターフェイスを操作するボタンまで割り当てられてます。正直言って煩雑なUIです。

あと10年遅かったら、ボクの頭がついていけなかったと思います。

 

フットレストの高さ

7速ATなので、普段は左足が遊んでるのですが、コーナーで踏ん張れる高さに足の置き場がない。

あと数センチ高い(近い)ところにないと、体を支えられないと思います。

フットペダル式サイドブレーキVクラスにはフットレストすらありませんが、シートポジションが立っている(バスみたいな)上でのフロアなので、床に踏ん張りが効く気がします。

これはいずれアフターパーツなどで改善したいと考えています。

 

③レッグルームの左右幅の狭さ

ペダルオフセットもしてるし、未だに右ハンドル化の弊害と思います。

 

■ドライバビリティ

クアトロシステム

 

どんな仕組みかよくわかってません。調べもせず買ったw

今は多板クラッチの電子制御ですよね?

同じクアトロと言っても世代やモデル毎に採用されてるシステムが異なるようで、よく分かってません(汗)

 

首都高やワインディングのコーナーで、ちょっと頑張ってみたのですが、

これまでのコーナリングの概念が通用しませんでした。

基本的な構造はFFだと思ってましたが、4輪がビターって張り付いてます。

アクセルオンオフで挙動が乱れるでもなく。踏めば踏んだだけ曲がる。

ブレーキ掛けようが掛けまいが、荷重移動しようがしまいが、ハンドルを両手でしっかり保持して、コーナーに沿って操舵していさえすれば、

オンザレールで驚速で曲がり続けます。

 

これが実に恐ろしい。

グリップが破綻したら前後どっちから逝くんだ?

限界が全く見えません。

ヘタでも速い。スピード・パー・スキル(Speed/Skill)最高っす。

でもホントは怖いですよ、これ。○なのか?

確かに雨の高速は素晴らしく安心感有りました。

雪道も楽しみです。

 

②サス

剛性高いボディ。最新のA5SBと乗り比べましたが、首都高流すくらいでは遜色ありません。むしろNVHは上にすら感じました。

タイヤの銘柄による影響の方が大きい。そのロードノイズの差によって、SBのほうが煩く感じたくらい。

そんなボディに据えられたサスは、とてもよい動きをします。

小さな段差は軽快に往なし、大入力にはしっかり踏ん張る。

固すぎず、収束も早く、ロールはするけど少なく。

顕著だったのが、首都高C1外回り、用賀方向から入って霞ヶ関辺りのトンネルに下ってく右コーナのイン側。

車両や車速によっては大きく挙動が乱れるスポット。

 

ビクともしません。初めて、吊るしのまま満足して乗れるサスかも。

助手席チーフからの評価も高いです。

 

③7速AT

これトルコンですよね?

良い出来だと思います。

変速ショックも皆無。とても静か。

ですが、ひとたびSモードやMモードにすると、シフトダウンではブリッピングしてから回転合わせてくれるんです!

気持ちいいです。

いかんせんエンジン音、排気音が静かすぎて、オープンだと聞き取れないくらい。

まったくやる気にさせない環境性能車。

 

×

①ステアリングインフォメーション

ダメだー。

電気式パワステでしょうか。調べてません。コレはだめ。

特に低速域での接地感が皆無。高速でもダメか。重さの変化量自体に大きな不満はありませんが、とにかくロードインフォメーションがないです。

TVゲームのような感じ。

運転を楽しむ車じゃないですね。

 

②カックンブレーキ

 慣れでしょうが、MBやアルファにみられるストロークで効かせるブレーキじゃないので。

ほんの少しのペダルストロークでガツンと効きます。

好みではありません。

 

③ターボ

人生初の過給機付きエンジン。

2000回転過ぎた辺りで、「ぐわぁッ」っとトルクが厚くなります。

右折待ちの交差点。青になって左右を確認して、さて曲がるぞと少し深めにスロットルペダルを踏む。トルクが乗って、このくらいって時に、

「ぐわぁッ」っと加速します。

街中でターボ要らないです。キャンセルボタンがほしい。

 

■ユーティリティ

①トランクの広さ

実用的です。購入の決め手の一つ。後部座席が50:50で折りたため、貫通します。

勿論、幌を格納するスペースの上下は狭くなりますが、幌を上げたままであれば、内部のスペースを開放できる仕組みになってます。クーペモデルとの差分がかなり改善されます。

ゴルフはやりませんが、フルセットでなければ片側貫通で3人分行けるのでは?行けない?

 

②警笛の音質

これ重要。

威圧的でもなく、倍音の効いた優雅な音色。

Vでは余りの音のショボさに、わざわざ後付けホーンをインストールしてもらいました。

 

×

①小物入れの少なさ

まあ、外車のオープンカーに国産ミニバンレベルは求めませんけど。

それにしてもなあと。

ですが、それ以外ネガが見当たらないくらい気に入ってます。

 

そして最後に

■バリューフォーマネー

①燃費

12~3キロです。

多分、ゆっくりエコランすれば15行くんじゃないかな?

京都往復ではハイオク満タンでそれなりに飛ばして700キロ近く走りました。

 

②車両価格

新車の半額以下。安いですよね。屋根を開ければすべての×が吹き飛びますし。

ランニングコストなどは、今後の検証に委ねます。


こんな感じです。

 

長々と書きましたが、5年落ちの中古車のインプレなんて、ニーズは皆無ですわな。