日本語では、取りあえず
「ウォルト・シーゲル・モーターサイクル」
と表記しましょう。
代表のウォルトさんはオーストリア生まれ。
高校を出て直ぐ、とあるレーシングチームに加わります。
その後、フランス、ドイツ、イタリアで働いたのち1985年にアメリカへ移住。
ロングアイランドに居を構え、バイクビルダーとして活動を開始。
自身や仲間のバイクをカスタムビルドするところからスタートしたようです。
そして2007年、WALT SIEGL MOTORCYCLESをニューハンプシャーに設立。
少数精鋭のメンバーで、魅力的なカスタムバイクを世に送り出してきました。
ってな事が、サイトに書いてあります。
まだ海外でも抜きん出て有名な存在とまで言えないと思いますが、
「Contemporary High-Performance Motorcycles With Timeless Styling.」
と謳う通り、新しさと旧さを絶妙なバランスで形にした、スタイリッシュでオーセンティックなデザインのバイクを製作しています。
このようなカスタムビルダーの世界で、ノスタルジック且つエキセントリックなテイストの車両で思い浮かぶのは、フランスのXTR(radical ducati)になるかと思います。
まさに、ラジカル。
比べるとウォルトさんのデザインは、少々コンサバというか、シンプルでクリーン、且つフューチャリスティックなデザインだと思います。
どちらもとても好ましいデザインだと思いますが、アグスタのブランドフィロソフィーである「Riding Art.」に似つかわしいエレガンスが、ウォルトさんのデザインには存在すると思います。
XTRのPepoさんと、WSMのWaltさん。
其々個性的なビルダーですが、彼ら自身が醸し出す雰囲気と、彼らが作りだすバイクに、何処か共通項が有るとは思いませんか?
そして、ウォルトさんの写真やfbの書き込みを見るにつけ、どこか物静かで控え目な人柄が伝わってきます。
ちな、我が国の某有名カスタムバイク屋のホームページを覗くと・・・。
店主近影。
こちらも、自身が作りだすバイクとの共通項が垣間見えますね。
・・・という事で、
現在ウォルトさんをはじめとしたブレーンの方々と、アグスタをベースとした新規プロジェクトについて相談中です。
東京、長野、千葉、茨城、そしてイタリア、アメリカ。
国と地域を跨いだプロジェクトです。
来年半ばには、少しは形にしたものをご覧頂けると思います。
是非楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします。