Cult Racing diary

Cult Racing log book

5.2:MAX10 富士スピードウェイ Review①

Review:レース篇

年に一度のお祭りも終わって二週間。
浮かれてばかりでもなんですので、反省篇を。

 

先ず最初に記録にとどめるべきは、今回のレースが、エントラントの皆さんのおかげで、とてもクリーンでフェアで「大人のレースごっこ」を名乗るにふさわしいものだったなあ、ということ。

転倒ナシ、黄旗も赤旗もオイル旗もナシでレースを終えられたのは、とても良い事だと思います。

スピード差があるパッシングは、双方怖いものですが、急な進路変更もなく、ある程度の間隔をもって安心して抜かせてもらえました。

一台ストレートで止まってしまったのが残念ですが、オイルを撒くなどの進行に影響があるダメージでは無かったので、大事には至っていないと思います。


サンデーレーサーとはいえ、そのスタンスは十人十色ですよね。
選手権、国際ライセンスを目指しているライダーもいます。

ボクも以前は、選手権を目指すではないにせよ、中に閉じてはいるけれど、目標とすべきレベルの高さと真剣勝負が味わえるMCFAJのアンリミテッドクラス参戦を目的にしてました。

故に、時間もコストも精神的にも、より大きなウエイトをオートバイに掛けてました。

ですが、今のボクにとってはMAXのこうした雰囲気が大変心地よいです。
On Any Sunday.
出戻りを快く迎え入れてくれた主催者の皆さんとエントラントの諸先輩達に、改めて感謝せねばなりません。

続いてレースの話に。


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予選、決勝に至る流れは我ながら文句なしでした。
唯一の失敗は、やきそば弁当の茹で時間問題と、スタートタイミングを確認しなかったこと。ロッシならこんなミスはしない。


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カルトな仲間たち。

 

スタートプチ失敗については既に触れてるので割愛。

スタート後です。
#291と#8に先行されたものの、1コーナー飛び込みで2番になりました。
#291はブラックマークを綺麗にたなびかせて先行し、引き離します。

ポールシッターのプランとしては、
相手に先行させて様子を見てラストラップで差して抑えるか、先行逃げ切りかと選択できますが、今回は逃げ切りで考えていました。

下手な小細工して慣れないソフトタイヤでこけたらシャレにならない。
自分のペースで走るつもりでした。
そのプランは数秒で崩れたわけですが。

でも、速い人の後ろで走らないと、ダメですね、やはりノリがちがいます。勉強にもなります。

N川さん、立ち上がり速いです。ターンインも綺麗。好きなんですよ、彼の走り。

よし、作戦変更で頑張ってついていき、最後に行くか。

ところが、苦手な登り区間では思いの外差が開きません。300R、最終、立ち上がりは離されます。300R で離されるのはツライぞ。

強みは、やはり直線。後半は明らかに伸びが違います。
本調子ではないとはいえ、4気筒のひと伸びで追いつけそうだ。

300R とプリウスで離されるのは、最終ラップで仕掛けるのは難しそう。さらに周回遅れが絡んでくるとどうなるか全く読めません。
上手い人はパスするのも上手い。

躊躇なく抜き去るので、下手すると一気に差が開いてします。これは早めに勝負に出たほうが良さそう。

N川さんの作戦は分かりませんが、出たとこ勝負。2周目ストレートでロックオン。3周目に入った1コーナーブレーキングでパス。
頑張って逃げます。小手先のブロックなどナシで頑張る。

ピットからのサインボードには上段に残り周回、下段に後ろとのタイム差を、出して貰ってました。

その下段はずーーーっと、「0」。
まじかー。
振り返ることもなく頑張ります。

4周目あたりで早々に周回遅れが見えてきました。
タイミングよく、100R中ほどでパス。
あわよくばヘアピンで間に挟めます。

予想通りの展開になりました。タイトコーナーや登り区間でパスするには、大幅ロスは避けられません。

これで一気に差を付けたか?

 

まだ気は緩められません。プリウスと最終、ずっとラインもブレぶれでビシッと走れず、離されてしまうコーナー群が。
タイムが出ている気もしないし。
それにサインボードに目をやると「0」だし。真後ろか~。

 

残り2周を過ぎ、流石に後ろからのエンジン音が聞こえなくなりました。1コーナーやヘアピンで振り返っても見えません。

が、サインボードはずっと「0」。

漸く、サインマンに嘘つかれていると確信が持てました。

くそう。安く見やがって。(笑)

 

最終ラップはちゃんと「3」と出してくれたので、安心して慎重に丁寧に走りました。


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レースごっこ、楽しかったです。

#291を抜いて、#8に突かれてるときは、
早くこのまま終われ!という気持ちと、もっと一緒に走りたい!という気持ちが両方湧き出てきて笑ってしまった。

あとは、もっとバイクに「乗れて」いたら、もっと楽しかったなあ、

と思う訳です。


この辺はその②へ続く。