こうして、結構なドラマのあった最終戦が終わりました。
3戦連続表彰台は逃したものの、1位,1位,4位,という結果は満足のいくものです。
レース3日前のマシントラブルにより、普通なら最終戦は棄権という状況でした。
改めて、モーターサイクルレースの難しさを感じました。
道具を使うスポーツ。
スポーツである以上、フィジカルやメンタルのコンディションをレースに合わせて整えるのは当然。
それに加え、道具もレース当日にベストな状態に整えねばならない。
テニスでもスキーでも自転車でも、道具を使うスポーツでは、それは当然の事です。
ですが、その中でも最も複雑で繊細で、結果への影響が最も大きいのが、モータースポーツにおける道具でしょう。
なので、それだけ多角的に楽しめるし、だからこそ難易度も高いスポーツなのだなあと思います。
レースウイークの水曜にマシントラブルといえば、例の事件を彷彿とさせます。
あの時は、レースは日曜。今回は土曜。
破損個所は異なりますが、今回の方が時間の猶予はありませんでした。
ですが大きな違いがあります。
・走行前に異変に気付けたこと
・相談するショップが適切だったこと
この2点につきます。
前者はボクの「運」と、運行前点検への意識によるもの。
後者は15年に及ぶバイクライフの積み重ねで得た財産。
ですね。
そうした背景もあるので、今年の結果への満足度は極めて高いモノがあります。
(いや、けっして、直前のマシントラブルを良しとしているわけでは・・・。)
たった10周のレースディスタンス。その大半は、この日の天気のように泣き出しそうにどんよりした走りでした。完走するので精いっぱい。
ですが最後には、応援してれたチームの方々やクルーを含め、ギャラリーを盛り上げることが出来たようです。
さて、レース後のセレモニー。
4位の分際でお立ち台に立つな!(#゚Д゚)ゴルァ!!
スミマセン。優勝したHSG選手に、記念撮影に付き合って頂きました。有難うございます。シャンパンも御馳走様でした。美味かった!
クルーとの記念撮影。
カルトレーシングは、コスプレチームなのです。
・・・連夜の内職が無駄にならずに済みました。。・゚・(ノ∀`)・゚・。
もし転倒でもしてたら、コレ、実際どうしたんだろうな?燃やしたかな?
考えることを避けてましたがw
年間ランキングも公式に発表されました。
■TN1
順位 | ライダー氏名 | APRIL | JULY | SEPTEMBER | 総合 |
---|---|---|---|---|---|
4月21日 | 7月14日 | 9月8日 | |||
7台 | 9台 | 9台 | |||
晴/ドライ | 晴/ドライ | 曇/ドライ | |||
1 | 波田 桂治郎 | 20 | 20 | 13 | 53 |
2 | 横地 諭 | 17 | 17 | 9 | 43 |
3 | 村田 哲也 | 9 | 10 | 17 | 36 |
4 | 長谷川 茂 | 15 | 20 | 35 | |
5 | 杉嶋 巌 | 13 | 8 | 7 | 28 |
6 | 酒井 利明 | 15 | 11 | 26 | |
7 | 高野 慶太郎 | 13 | 10 | 23 | |
8 | 佐藤 雅之 | 11 | 7 | 18 | |
9 | 加藤 顕央 | 9 | 8 | 17 | |
10 | 飯生 利之 | 15 | 15 | ||
11 | 齋藤 哲男 | 11 | 11 | ||
12 | 小林 英夫 | 10 | 10 |
2018 筑波ツーリスト・トロフィー ランキング | 筑波サーキット
参戦したのは年間述べ12人。
3戦とも出たのは、・・・たった4人(笑)
四人で一番のターミネーター乗りとみるか、
日本で一番のターミネーター乗りとみるか。
・・・何卒後者でお願いしますwww
冒頭書きましたが、たった3戦とは言え、諸般の状況を整えフル参戦するのは、それなりな事です。もう2度と無理かもしれません。
稀少なチャンスをモノにすることが出来たと思ってます。
1年支えてくださったクルーの皆さんとショップの方々、そして家族のお陰ですね。
有難うございました。
これでターミネータークラスへのチャレンジは一区切りです。
そもそもこの450SMR。
それまでS1000RRでのFSWを中心とした高速レースから、次のステップへの繋ぎにと、練習機として買ったマシン。
それが余りに楽しく、2年間も、レースにまで、寄り道してしまいました。
寄り道だったつもりが専念して取り組んで、そして満足のいく結果も残せました。
来年からは、また別のチャレンジをするつもりです。
帰路は初秋の空でした。
総合優勝者は、楯も副賞も有りませんでした。名誉はプライスレス。
代わりに、青山で家族へのプレゼントを買い、帰路につきました。
ピレリの帽子も紙袋もないとなれば、
「んぁ?なんだよ!優勝したってのに手ぶらかよ!」
と罵られますからね。
最後に、これまでお世話になったプロショップのリストをエンドロール的にクレジットしておきます。
Special Thanx...
円陣家至高油類商
T.T.moto
Realize
Project JAM
Speed☆Star
RL YOYO
MondoMoto
(順不同)
・・・あとはWebike、Amazon、モノタロウにも感謝w
今日の○と×
○
トラブルマネジメントが上手くいったこと。
当日の難しいコンディションでも使えるカードを持てていたこと。
事前準備と段取りが9割と言われる競技において、我ながら成長がみられたこと。
そして、筑波TTターミネーターズクラス年間チャンピオンとして、
歴史に名を刻めたこと。
×
プログラムへの優勝者コメント掲載拒否事案
ちゃんとレギュレーション守ったのに。
折角なので送付した原稿を転載してこの稿を終えます。
『優勝?3〜4周プッシュすればいいだけだった』TSUKUBA T.T.July.
「僕は上手いことタイヤマネージメントをしてたんですが、最後、トップの#34に近づいてきたんで、ラスト3〜4周はプッシュすることにしたんです。その後、けっこう引き離せたんで、またタイヤを温存するようにしてました。」
「全体的には走り心地が良かったと言えるでしょうね。唯一、問題だったのはスタートですよ。#10に抜かれるものと覚悟していたら#5にも、だったんですよねぇ。」
【他に言うべきことは無いのか?】
「円陣家至高、Mondomoto、T.T.moto、JAM、Realise、Speed Starのハードワークにはいつも感謝してます。猛暑の中サポートしてくれたクルー達にも。夏の筑波は、そろそろナイトレースを検討すべきだよ。」