Cult Racing diary

Cult Racing log book

筑波ツーリスト・トロフィーSep.3日前①

終戦が終わりました。

先ず、レースに出られた事が奇跡的な状況だったと言う事を御報告します。
尽力頂いた皆さんには感謝の言葉もありません。有難うございました。

お陰さまで、ホビーレースに取り組むようになって初めて、
つまり、生まれて初めて、年間チャンピオンという名誉を得ることが出来ました。

以前S1000RRで参加していたMCFAJも年間ポイント制のレースでしたが、優勝目前の最終戦で例の事件が発生し、ノービスクラスのチャンプを逃してますので、そのリベンジを果たす事も出来ました。

以下、レース当日までの出来事を時系列に記しておきます。

9/5水曜
最後の練習予定です。

前回のレースからは、2日練習出来ました。

cult-racing.hatenablog.com

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1回目はレースセットのママ、ラインなど乗り方の復習に徹しました。
2回目は坂田師匠のレッスン1本。
ここで、ハイレベルな走行ラインやクリップでのアクセルワーク、ミスった時のリカバリーなど実践的なレクチャーを得られました。

3回目のこの日は、それらの仕上げをするつもりでした。
タイヤも30分モノのバリ山。オイルも新品に入れ換え、チェーンも新品で臨みます。

 

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終戦ですから、出来ることはやっておこうと思いました。

当日は、気象呪術師ことボクの読み通り、大きな被害をもたらした台風も過ぎ去り、
午後からはドライで練習できそうでした。

と思ったがつかの間。
走行前のマシンチェック中、オイルゲージの色がオカシイ事に気付きました。

抜いてみると、オイル替えてきたばかりなのに、出てきたのはコーヒー牛乳。

 

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「びっくりしーたーな、モウ。びっくりしーたーな。」(知らねえか


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 そこはかとない郷愁を呼び起こす色と香り。なワケない、絶望の色。

 

幾つか原因は想起されますが、可能性が高いのはウオポン破損のようです。

 

・・・そこからは嵐のような3日間でした。

まあ、ボクにとってはレースウイークあるあるorzなので、以前より落ち着いて緊急対応時のタスクを洗い出し、処理順を決め、連絡先をリストアップする等のマネジメントは出来たのですが。
今まで車両を託してたオフ屋さんに電話して断られたときは、流石に目の前が暗くなりました。w

 

そこで困った時のT.T.moto。

漢高山こと、高山さんに電話します。

 

「土曜までにエンジン2基仕上げなきゃならないんですよ」

 

万事休す。

 

「まあ、俺の時間を夜に広げりゃ、やれないことも無いですがね」

 

俺氏号泣。

 

「開けてみて、原因特定して、そこで必要なパーツがなけりゃ、どうしようもないこと位は、理解できるな?まあ、なんか流用してやっつける荒療治もあるかもな。その辺の覚悟はしとけよ。」

 

痺れました。

 

急ぎ撤収しつつ、各方面に電話をします。が、ディーラーは水曜休み。
(なんで同じ曜日が定休なんだろう。エリア内のディーラーで分散すりゃいいのに)

パーツの注文どころか在庫確認も出来ません。

 

…もしかして。IKBさんに電話します。


以前、ヘッドやられて開けた時、「ガスケットセット」なるものを発注してました。
俺氏曰く「故意の誤発注で要らないものまで売りつけられた」呼ばわりの事案です。

 

IKB氏曰く「もしかするとその中にウオポンのシール類があるかもですよ!」

 

奇蹟かよ。

 

ダッシュで帰宅し、確認します。その間、IKBさんはパーツリストを洗い出し、資料を送ってくれました。
時を同じくしてT.T.motoからも、症状からして疑わしい箇所のリストが届きました。 


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「99」というリストナンバーに運命を感じます。

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この中に・・・。


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…ありました。神ってる。半端ない。(今年はまだ使えます?)

 

T.T.motoに連絡を入れ、踵を返して武蔵村山ダッシュします。

 
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着くころにはあたりは真っ暗。

 

 

 ②へ続く。