Cult Racing diary

Cult Racing log book

4:FSW練習走行 5/17

そろそろ潮時かな。

 

と、以前も言ってた気がしますが。

潮時詐欺か?

いや、今回は本気で考えてます。

 

S1000RR売却です。

今の身の丈に最も合ったバイクは、450かなと。

TFD号は・・・。

(やらなくても良いけど)やらねばならないことが山積みで、それはそれで老後の楽しみとして。

 

所有するだけであれば、S1000も含め、4台維持し続けるのもなんとかなります。
ナンバー切ってるし。

ただ、常に気持ちよく走れるよう維持するには、時間も手間もコストも、何より気持、注意力が、それぞれに回りきらねばなりません。

ですが、それが難しくなってきました。

F4=永久保存版のアイコン

450=最もHotで廉価なエンジョイレースマシン

TFD=近い将来の懐古的ホビーレーサー

S1000RR=最新SSに劣らぬ性能を持つ現役レーサー

ラインナップとしては完璧に近いモノがあると自負します。
あとはトレールバイクがあれば100点ですが、それこそ乗る機会がありませんし。

4台のうち、走りの実践的領域で最もコストと情熱を注いだマシンは、S1000RRです。

暫くはFSW専用機として保持するつもりでした。

が、そもそもFSWに行くことが殆どなくなってくるにつれ、存在が重たく思えてきましした。

 

では、FSWに行かなくなった理由は…なんだろう。

今でも1番好きなサーキットだし、道中すらも楽しめます。

帰路は時間あれば246へ下り大井松田から東名に乗るのですが、道沿いの山中の木々が、季節毎に表情を変えて行くのを見るのも気持ちが安らぎます。

今の時季は夏に向けて新しい葉が勢い良く繁っていて生命力の漲りを感じます。

 

・・・筑波の周りの田畑も、まあ季節感が有りますが、ボクは山と湖派なもんで。

 

閑話休題

 

1番の理由は、レースが年一戦しか無い事でしょうか。

年1回8周だけの為に、300km/hでマシンやタイヤを消耗し続ける事の不条理さ。

予選と決勝合わせて約20分。その為に。

 

いや、不条理言い出したらそもそも、同じところを多額の金とリスク掛けてぐるぐる廻るだけのサーキット走行ってどうなんだ?って話になりますね。

昔、そんな命題について「F」って漫画で読んだ気もするな。

 

程度問題って事でしょうか。

2戦あれば、大分様相が違うと思います。

年度内でPDCAが楽しめます。

 

但し、だとしても、FSWのレースは筑波のそれとは大きく異なるのにも目を向けねばなりません。

 

今や、ドッグファイトなど殆ど起こらない。

タイム差が僅差のレースなんて(リッターSSクラスでは)皆無です。

レコードホルダーのトップライダーは、毎回スタートから一人旅で、タイムアタックと変わらないレースになってます。

「レースの醍醐味」を何に置くかは人それぞれですが、筑波でのTN1の競り合いを味わってしまうと、FSWのそれはいかにも大味で、物足りなさを感じざるを得ません。

こればかりは仕方のないことですが。

 

FSWはタイヤなどの消耗が激しい高負荷サーキットである=メンテコストとトラブルリスクが過大なサーキットであるってことは、周知です。

それに見合うリターンの大部分が、「日常のストレス発散をストレートでブッ飛ばす気持ち良さ」だけだとしたら・・・。

 

レースという目的・目標とすべき発表会も無く、リスクとコストばかりを負う事の意味。

エンジンをマメに開けて、消しゴムのように磨り減るタイヤを常に入れ替えて、ってのが出来る甲斐性があれば、たまにストレス発散させるには絶好の場所です。

しかしながら、万全の状態が担保できないのであれば、逆にストレスが大きなものとなります。

 走行枠が少ないとか、枠のレベル分けがザックリしすぎだとかも有りますが。それは以前からのこと・・・。

 

そんなこんなで、FSWに行かなくなるとなれば、S1000RRを手元に置いておく理由が無くなります。

年数回の走行の為、使ってなくても一年毎に消耗品を替え、今後劣化して行くであろうパーツを交換しながら維持して行かねばならない、狭いガレージのそれなりのスペースを占拠するバイク。

最早、気持ち的には不良債権です。

年一回のレース自体も、なんだかんだで10万掛かるし。なかなかキビシイです。

 

今季は、筑波T.T.に出るので精一杯。

といったところですね…。

時間も手間もコストも。気持ちも。

 

今や子供と遊ぶ時間優先の生活となり、バイクが占めるタイムシェア、マインドシェア

自体が減少してるのに、その中で更に分割してたらFSWとS1000への割り当ては無くなります。

 

予約も要らず、仕事で行けなくなっても天候急変であっても、当日判断出来るFSW

家族連れでも安心出来て、高速からのアクセスもよく、周辺のレジャー環境も整った魅力的な最高のサーキットであることには変わりませんが。

 

 

車両売却については、追々こちらでも詳細アップします。

売却は急ぎませんが、ズルズルとその相対的戦闘力が陳腐化していくのを見てるのも辛い。早めに次のオーナーを探さねば。

 

・・・その前に、ちゃんと走らせておくか。

 

そう思いながら、中々その気にもなれませんでした。

有効期間が5末迄のタダ券があるというのに。


チーフにも、「行くか行かないかこっちの予定もあんだからはよ決めろや!」と言われてましたが、当日朝迄迷ってました。

 

なんか嫌な予感がする。タイヤも一年替えてない。無料チケットは無駄にした方が良いのか?

 

現地で気乗りしなければ走らない覚悟で、重い腰を上げて行ってきました。

 

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前置きが長くなりましたのでサクサク行きます。
0630に着いてしまいました。0700迄並びます。

 

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いつもはAパドですが、今日はBパドの奥に店開き。 

タイヤはこんなです。

 

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フロント。

スリップサインは未だ残ってますが。

 

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リア左。

 

 

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リア右。

綺麗なフェースですが、スリップサインは無くなってます。

 

キッチリ温め、ビクビクしながら走り出しました。

一度ピットインして各所チェックしましたが、問題無さそう。

 各所のセットは鈴鹿ツインで走ったまま。

各減衰を抜いてます。

 

インラップで路面チェックした後、徐々にペースを上げて行きます。

フロントが逝くと一瞬でアウトなので、ターンインでは無理せず立ち上がりと直線重視で。

 

途中、新型R1に乗るYSP富士吉田さんと絡めて、良いペースメイカーとなりました。

立ち上がりや100Rなどの安定感あるライン取りとその走りは、新型のマシン特性もあるのか、車体に信頼を置いて開けていけるのだろうなと思わせます。

かなり参考になる走りでした。

 

暫く追走しましたが、直線で、それなりにやってあるR1に負けなかったのは収穫でした。

寧ろ後半の伸びでは上回ってる感じもありましたので、ストレートエンドやダンロップで詰め、パスする事も出来ました。


好タイムの感触もありましたが、それよりグリップ低下の恐怖に耐えられず、ここでギブアップ。

 

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去年のレースベストに匹敵するタイムでした・・・。
なんだそれ。
練習も、新品タイヤも、要らないのか?

 

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マシンは完成してるという理解で、気持ちよく走行を終えました。

2本目は大事を取って走らず。無料走行券は、4輪の方にお譲りしました。
2輪と4輪の共通券ですが、走行料は4輪の方が高いので、Win-Winですね。

往復の高速代になりました。

 

本日の○と×

タイヤがアレなので、兎に角丁寧な操作を心掛けました。
最初、ラフに開けてたら各所でズルっときてビビりましたが、その後は至極丁寧に。
あとは、100Rや上り区間などのコーナーは兎に角フロント依存を意識して荷重しました。肘擦りフォーム。擦らないけど。

良い方向だったと思います。安定して走行できました。

 

やはり、フルカウルのセパハンのフルサイズマシンで「motoGPごっこ」をするのは、気分が良いです。 
タイヤ換えたら100Rで肘擦れるんじゃないかなあ。という夢が持てます。
夢のママで終わりそうですけどね。

 

あとは、

cult-racing.hatenablog.com

去年怪我をさせたSさんと直接ゆっくり話しが出来ました。

入院先に見舞いに行った以来ですね。

すっかり快復されたようで、次のMCにも出られるようです。

怪我の事ではなく、同じS1000乗りとしての課題や解決策の共有など、レースに向けたお話しをあれこれしました。
こうして、わだかまりなくレース仲間として話しが出来るのは実に有難いことです。

 

×

フロントブレーキのフェードが早い気がしました。

フルードの劣化でしょうか。

それ以外、走行自体になんら問題はありませんでしたが、どうも気分が上がりませんでした。

これはもう、どうしたものか。

レースに出たいという気持ちもあります。FSW最後のレースとして臨んで。

車両売却はその後でも良いのですが・・・。

 

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おまけ。

ホンモノのようです。

 

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車内でその音を聞いてみたいですね。