Cult Racing diary

Cult Racing log book

3:筑波T.T.April

0600前に現着。

朝から慌ただしくなる予想でしたが、店開きは0630からです。

 

今回はKTMテントには入らず、1ヘア脇のフリースペースに陣取ることに。

ショップ絡みの参戦では無いですし、お手伝いに来てくれる友人も居心地がよいであろう、専用Myテントにしました。

なので、0630AM、フリーエリア争奪戦に交わり場所取り。

その前に、キャリパーヒット問題をKTMJのUCNさんに相談してみました。

 

 

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そのアイデアを、カタチにしたのがこちら。

ブースター(スポークについてる黒いモノ)にあたっているのはパッドピンです。
外側に押しつければ、取りあえず当らない。

コーナリングでスポークが撓めば 当たる可能性もあるが、ブースター効果で撓みも最小限になるのではないか。
そう期待して、パッドピンを最大限右側へ押しつけるべく、ワイアリングしました。

車検まで然程時間がありませんので、ホイル交換、ローター、キャリパー脱着、前後スプロケにスペーサー噛ましてからの装着、、、等々の作業が無くなったのは、ホッとしました。

 

まあ、予選走ってみてダメなら決勝までに作業せねばですが、時間がありますので。

 

 

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予選開始です。この写真はこちらより頂きました。

 

 

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遠路遥々カエルさんが応援に来てくれました!嬉しい!


なのに、ずうずうしくも、1ヘア写真を要求。

「リアが最もボトムする時のスイングアームの状態をチェックさせろやゴルァ!」

 

 

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ちょっと、入り過ぎ、ですか?
ターンスピードが上がればもっと入りますよね?

これ以上イニシャルを掛けたくないので、レートアップ=ワンオフせざるを得ないのか・・・?

 

途中でPLAP不調。5秒に入った事は確認しましたが、その後不動に。

で、サインボードには順位と残り時間を掲示してもらってましたが、順位は微妙な位置。
15分、目いっぱい走り切りました。
最後はガス欠症状も出始めて。

あと、5速に入らない事案多発。拙いな。

 

懸案のリアキャリパーヒット事案は発症しませんでした!これはホッとした。

 

 

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かろうじて4秒台に入れて、なんとポールポジション
最速ライダーは参戦せず、皆もタイム上がらず。

とはいえ。

モトクロッサーとしては久々の快挙?

 

スタートは・・・失敗しました。

 

筑波のP.P.は初体験。
シグナルスタートなのですが、ほぼ真横に掲示されます。

目線だけでは追えず、首も捻ることに。
これはその場になって初めて分かったこと。
焦りました。

クラッチミートでのジャダーにも焦り、そろそろと滑り出し・・・気付いたらあっという間に5番手。

 


20180421スタート

 このままでは完全に詰まると思い、1コーナー突っ込みで思い切りインに車体を振り、2台を交わします。

 

 

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3番手でS字へ。

 

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1周目の最終コーナーで差される想定はしてましたが、スタートで既に3番手。
先が思いやられ溜息が出ます。

 裏直でSRのUSIさんをパス。以前はSRの方が直線速かったのに??

一旦、#5にはスーッと離されます。ストレートはどうしようもありません。

 


TTApril②

この差。

 

 

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 が、直ぐ詰めます。

 

 

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YKCさんがぴたりと背後に迫ってますね。

 

 

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その後は暫く・・・

 

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膠着状態。

 

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車列がGPみたいでカッコいい。

 

なかなか抜けません。

インフィールドで突きますが、中途半端に勝負を掛けても、残り周回を考えたら裏直で挽回されるだけ。焦らずタイミングを見計らいます。
以前あった「ASIA立ち上がり事案」の再現も嫌だしね。

 

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最終立ち上がりかな?

ずっとこんなの。

 

 

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コケんなよ~!!って。

 

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そして、ラスト3周でしたか。

バックマーカーが出ました。

この処理で賭けに出ました。

 

1ヘアだったでしょうか?ASIA立ち上がりだったかな?

#5がアウト側を選びそうなイキフンだったので、ラインを変えてバックマーカーのインベタを狙います。

これがビンゴ。

 

 


TTApril③

動画はリベットさん提供。

 

 

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その後は残り3、4周位だったのかな?
裏直では#5のみならず、#34にも何度も何度も差されます。

その都度、最終飛びこみで抑えたり、抜かれても1コーナーで頑張って抑える際どい展開。

スポーツ走行なら経験することもありますが、決勝レース中の最終コーナーでのパッシングは初めて。

自分の頭や肩がライバルのフットペグに触れんばかりのバンク角で駆け抜けます。
これは、無茶苦茶シビレマスた。

怖いっちゃあ怖いけどね。アドレナリンのほうがもっと怖いね。

 

そして運命のラストラップ最終コーナー。
差されること無くブロックラインで。

 

 


TTApril④

 辛うじて優勝できました。


#5、アウトに孕み過ぎてグラベルにリアを掬われたそうです。
知らなかった。
ラスト、仕掛けてきてたんですねー。怖い怖い。


というわけで、ターミネータークラスでは久しぶりのターミネーター車両が、
モトクロッサーベースのモタード車両が勝つことが出来ました。

過去リザルトを全て洗ったわけではありませんが、近年皆無なのではないでしょうか?(データスタジアムの人教えてください)


690Dukeのワンメイク化してきたこのクラスですが、今回はボク以外にもオフ車3台の参戦がありました。

エントリーリストには、


HUSQVARNA:SM570R

KTM:690SMR(→たぶんSMC-Rの誤記)

HONDA:XR650R

とありました。
もっと増えてほしい。
ロードバイクを相手に、十分レースを楽しめますよ。


オフ車本来の使途目的とは異なる用途で性能を発揮させねばならない、
ある意味超絶無駄で天邪鬼なターミネーターというクラス。


自らをキワモノと自負しつつ、「シャンボン・ショック」への畏敬の念をも持ち続けるボクら。


そもそも、ターミネーターって、たぶん。

「おいらオフ車乗りだけどよ!峠でだってロードバイク喰ってやんよ!」

なんつって、頭の悪い奴らが始めた遊びなんじゃないかな。

そのフザケタノリが、好きだったりします。
(大人しくモタードレースに出とけよって話しも有りますが、土埃とか嫌いだしw)

今回は、タイム的には見るべきモノはありませんでした。
ですが、何事に於いても「VS(バーサス)」が好きな人種には、とても楽しめるレースだったのではないでしょうか?
勿論、一番楽しんだのは紛う方なきボク自身ですけどね。

というわけで、今回もパーフェクトサポートを提供頂いた愉快な仲間達に、感謝。

レース後は。。

 

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副賞にエアバックのボンベ一生分頂いたりとか。

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伝説のBOTTに併催、MIPクラスに唯一参戦の!アグスタ仲間のレースを冷やかしたりとか。

ドカやハーレーの友人たちの活躍を応援したり、好天のトラック・デイを最後まで堪能しました。

次戦は7月ですね。
恐らく、魑魅魍魎な面子が勢揃いすることになるでしょう。
表彰台すら困難と思いますが、ボクも出られるよう頑張ります。

目指せ3秒台。

 

本日の○と×

TN-1参戦3年目にして初ポール初優勝。

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×

色々あるけど、コマケエこたぁどーだっていぃのよ!

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