Cult Racing diary

Cult Racing log book

パワーアップメンテナンス

某店での作業。

結果は先述のとおりだったのですが、エンジンをバラして更に打ちのめされました。

吸気側ポート。


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リューターで削り加工を施していますが、雑と言うか何と言うか。
左右不均等は、狙い?
 

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それと、波打って走る二本の溝。。。 

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小指の幅程度に、切られています。
これにより、乱流を生んで流速と流量を高める、、のか?

 

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排気側はこんな。溝はありませんね。

正直言うと、これらが良いのか悪いのか、判断できる知識がありません。

そこで、これどうなの?と、各方面のチューナーに聞いたところ、

まあ、非難轟々というか、なんというか、異口同音に、新品に交換すべき。修正のための再加工はリスク大。との御判断。

結果、シリンダーヘッドを新たに発注する羽目になりました。 


因みに、友人のチューナーから貰った画像がこちら。

 

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数の子天井。。
どうせ掘るならここまでって事でしょうか。
ここまでやったらピストン運動が超絶気持ちよいのは当然でしょうね。


 
更に。
パーツが届き、さあ組むぞとなってバラしてあったパーツを組もうとしたら・・・。
ピストンリング溝に打痕のような傷。

万事休すです。

新たなガスケットやらベアリングやら周辺パーツ含め、部品代だけで12,3万が飛びます。

無駄な出費も痛いですが、なにより辛いのはレースに間に合うのか?ってところ。
今日時点で、まだパーツはそろってません。

前レースから2カ月以上もサマーブレイクがあり、
だからこそシーズン中にメンテを施し、万全の準備を整え、練習を重ね、
終戦では悔いのない走りをしたい。

そう思っての発注でしたが、
怪我人は出してしまうは自分も走れなくなるわ、散々な目にあってしまいました。

バイク屋選びは医者選び。

またやってしまいました。
浮気した自分を呪います。

 

事前に評判を何人かにヒアリングしたのですが、そう言われてみれば、レースやっているわけでもなければ、知識が豊富なベテランではありませんでした。

たまにサーキット走る程度の一般ライダーが、くたびれたバイクをメンテに出して、「ばっちりです!このチューンの凄味が貴方には感じられますか?余程鈍くなければ誰でも体感できます!」って言われて乗ってたら、

「良くなった」

と思うのは当然です。責められるものではありません。僕だって、オイル撒いてなければ、

「良くなった」

と言っていたかもしれません。

餅は餅屋。蛇の道は蛇。
其処に壁を作りたくはありませんが、レースに長く携わっている店(メカ)とライダー達と、そうでない人達では、
経験年数が同じであっても、残念ながら住む世界も感じるものも違うのでしょう。


さて、来週土曜は最終戦
車両が間にあったとしても、悔いが残る参戦になってしまいました。
応援して下さる皆さんに申し訳ないです。