Cult Racing diary

Cult Racing log book

内圧コントロールバルブ

このblog。

まあ誰もみてません。

コミュニケーションのない、メイン記事はカップ焼そばの備忘用途ですし。

日々のアクセスも数名。

ですが、敢えて書いておきます。

 

岡山の事故はショックでした。

亡くなった二人とは面識ありませんでしたが、サンデーレーサーの事故は精神的に大きなダメージを受けます。

 

先日、その事故原因を耳にしました。

その内容は広く知られた方が良いと思いましたが、こうした大事故の原因は、なかなか周知されません。

当事者は元より、周囲はみな口をつぐんでしまう。

 

遺族感情や原因を作った側の心情、または「レーシングアクシデント」という、原因究明による責任の所在を問わないルールが、そうさせるのでしょうか。

 

それも、理解できます。

ですが、事故から何も学べないなら、再発防止の手も打てません。

 

なので、以下伝聞情報ですが、書くことにしました。

真偽は確認できませんが、違っていたとしても無意味とは思いませんので。

 

報道によると、今回の事故は先行車両のオイル漏れが主な原因とのこと。


4/24 バイク死亡事故発生 岡山国際サーキット【2名死亡 5名重軽傷】

先行車両のオイル窓が破損し、一気に漏れ出したと。

スポーツ走行時のインラップ、若しくは直後の事故とのことでした。

 

オイルチェック窓の破損など通常想定しません。

よって、当該車両が旧車であることが要因と思われていたようです。

 

ところが、先日聞いた話では。

件の車両には内圧バルブが取り付けられており、このワンウェイバルブが逆向きに付けられていたのが、原因と目されていると。

その為クランクケースの内圧が異常に高まり、窓の破壊に繋がったそうです。

 

「有り得ないミス」と思われるでしょうが、ボク自身、コレに近い事を目の当たりにしてます。

オイルブリーザーではなく、ガソリンキャッチのワンウェイを逆に付けられました。

 

作業したのはそれなりに著名な方。

バルブの組間違いではなく、完全に勘違いしてました。

 

このようなミスは、全くないとは限りません。

作業にはミスが付き物。

カスタム=作業すると言うことは自ずとリスクを増大させるという事であり、

それには相応の知識をもって神経を使い臨まねばならない。

そう言うことでしよう。

 

内圧バルブについては、メンテサイクルの短さと効果そのものに疑問符が付くなか、

装着を見送るのも賢明な判断だと思います。

最近のある走行会では、車検時に取り外してチェックを受ける対象とされたようです。

ボクの車両にはS1000にはT-Rev、KTMには純正のバルブが入ってます。
オイル交換時には、要確認でしょうね。
やはり、S1000は次の重作業時に外してもらいましょう。
効果はあったような気もしますが、メリットとして実行力を感じられませんでしたし。