明星のクリスマス限定商材には不買運動で意思を示した私ですが。
このところ好印象のまるかさん。しかも、2匹目のドジョウを狙うからには、自信作なのではないか?
ひそかに楽しみにしておりました。
なので、これは賞味期限ルールを逸脱し、この日に実食。
まあ、本気で期待はしてませんよ。美味いわけがないです。ですが、やきそばの神様、セントヤキソバが、奇跡を起こすかも?
ソースを掛けました。写真では、いつものソースですね。
ですが、ソースのみ舐めてみたところ。。
チョコレート。
ただの、チョコレート。然程甘くはないですが、まごうかたなきチョコレートソースです。
ホントに食べねばならないのか?
いや、もしかすると、チョコに対して麺がスポンジのような立場を演じ、
つまり、チョコレートロールケーキのような味覚として完成するのではないか?
ほら、プリンに醤油掛けたら雲丹的な。
混ぜてみた。
次第に、麺が固まってボール状になっていくw
チョコソースが冷えて硬化を始めたのか。
ここまで食欲の湧かない焼きそばは初めてだ。
恐る恐る一口目。
「・・・あれ?」
いけるかもしれない。口に入れる直前の甘い香りに惑わされ、チョコレートケーキ誤認効果が発生するかもしれない!
おお!神よ!!!
そして二口目。
・・・!
ダメだ。
匂いに慣れた味蕾は、正確な味覚を取り戻してしまい。
一瞬の奇跡は、幻だったのか。
苦しい。けど、頑張って食べる。
焼きそばの神様は、あれ以来何も語ってくれません。
救いの手を差し伸べず、そこで微笑んでいるだけ。
やきそばを残したことが無いボクにとって、これほどの苦行はありません。
これがカップ焼きそばが「宗教」と言われる所以なのか。
ケミカルまみれの食材。これぞ幸福の化学。そうか、これを乗り越えれば現世をすてて出家出来るのか?
いや、コレは現世の映し鏡。コレを乗り越えられぬから神にすがり出家するのか?
朦朧としてあらぬことに思いをはせ始めた時。胃からこみ上げてくるものが。。
道程の1/3を過ぎたところで、遂に力尽きました。
これは、間違いなく踏み絵です。
「転んで」しまいました。
神は最後まで沈黙したままでした。