先日の記事に書いた件。
サーキット走行中の事故とその責任所在について。
「サーキットの事故はお互いさまで互いに不問とするのが古来からの習わし」
「ブツケラレタだのとグダグダいう輩が増えて、全く今時の若いもんはなってない」
というベテランの声を、SNSやネットで数多見掛けます。
でも、俺はそうは思わんよ。
って話し。
の、続き。
昨日のシルバーストーン、moto2のザルコとロウズの接触。
レース後、日テレG+の実況は、その接触はレース中だから「仕方ありませんね~」
と、NOBBYに振った。
上田さんは「仕方なくは・・・」と、言葉を濁し、
「ぶつかる方は見えてるから準備できるけど、ぶつけられる方は不意打ちだから、、」
等と、当事者としての側に立ったコメントをして言いました。
それに、ぶつけた側のライダーを「加害者」と呼んでいた。
極めて、レーサー、ライダーとして当事者感覚を持った人だと思った。
これがMYGなら、「レーシングアクシデントです!止むを得ません!誰だって、ひとつでも前に行きたい、やる気、負けん気、元気で走ってますから!仕方ありません!」
などと、軽々しく言うところだ。
TVの前の素人は、「へー。サーキット走行やレースでは追突しても悪くない、責任を問われないのか!」
と思いかねない。違うでしょ。
ザルコは30秒マイナスの罰を食らったし。
ルールやサーキットの常識を逸脱する行為をした加害者だからだ。
普段僕らが走るスポーツ走行でも、加害者には罰則を規定してほしい。
ひと月出入り禁止とかw
サーキット関係者への金銭や物理的な賠償責任を求めないという(法的な効力は無いが)免責事項はそのままでも良いと思う。
だが、公平な判断による裁きと罰はあるべき。
そうでないと、旗を見落としたり他者にぶつけたりしても平然としているバイク乗りは、一生更生されない。
限界走行のための場所と言えどもだ。
限界を越えた時に周囲に被害を及ぼす可能性は極力排除すべきだろう。
安全に技術の向上を図るためにサーキットに来てるのだから。
チャレンジは、できるだけ周囲にバイクの居ない単独走行時にトライすべきだろう。
8日、9日はツクバタイフーンツーリング。
通称、筑波TTですよ。